(PHOTO:Seiichi Hasegawa)

今年4月、好評のうちに最終回を迎えた桜沢エリカの本誌連載コミック『バレエで世界に挑んだ男[スタアの時代 外伝]』(光文社)がついに単行本として発売。さらに、本作のモデルとなった「東京バレエ団」創設者の故・佐々木忠次さんが創始した「世界バレエフェスティバル」が7月末より開催される。そこで、初心者のための「世界バレエフェスティバル」注目ポイントを紹介。

 

■今、観るべきバレエ団とダンサーが集結!「世界バレエフェスティバル」基礎知識

 

一般的にバレエの公演は、1つのストーリーを始めから終わりまで上演する「全幕公演」と、1つの公演の中に小さな演目をいくつも集約した「ガラ公演」がある。そのガラ公演の最高峰である「世界バレエフェスティバル」の見どころを、日本舞台芸術振興会(NBS)専務理事の高橋典夫さんに聞いた。

 

「始めは東京バレエ団10周年イベントとして企画された『世界バレエフェスティバル』。海外と連絡を取ることさえ難しかった’76年、『本物の芸術を日本人に観てもらいたい』という、東京バレエ団、日本舞台芸術振興会(NBS)の創始者の故・佐々木忠次の情熱のもと、世界的バレリーナだったマイヤ・プリセツカヤ、マーゴット・フォンテイン、アリシア・アロンソなどが集まり、大成功を収めました」

 

’76年の第1回の「世界バレエフェスティバル」では、世界を代表するトップダンサーが一堂に会し、観る者を魅了した。

 

「以後、今年で15回目。この規模のガラ公演は世界でも類を見ないと自負しています。また、ガラということで一人一人の踊る負担が少なく、世界のトップダンサーたちが舞台袖で見守るなか踊るので、いつもの何倍ものパフォーマンスが観られる、なんていうお得感もあるんですよ」

 

今、最高に輝いている四十数人のバレエダンサーが集結する約2週間(8月1〜5日〈Aプロ〉、8月8〜12日〈Bプロ〉)に注目だ。