「眞子さまの結婚制約は違憲」憲法学者が語る小室圭さん問題

令和へと持ち越された、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。憲法学者で『憲法と天皇制』(岩波書店)などの著作がある横田耕一・九州大学名誉教授が語る、この問題についての見解とは?

 

 

根本的に、皇族に人権を認めるかについては議論がありますが、私は認めるという立場です。よって皇族女子の結婚は自由でいいと考えます。

 

結婚は、あくまでもご本人たちの自由意思によります。お相手の小室圭さんについて色々言われているからといって、お二人の結婚に何らかの制約をすることは憲法違反となるのです。

 

現在の皇室典範では、皇族男子は皇室会議を経て結婚となります。しかし、皇族女子の場合は皇室会議の必要もありません。

 

象徴天皇制において「象徴」とされるのはあくまで天皇だけで、皇族はそれに含まないというのが私の考えです。眞子さまの結婚に関しても、皇族という概念を持ち出す必要はなく、あくまで個人のこととして扱われると思います。

 

昨年11月の会見で秋篠宮殿下が《多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況》を求められましたが、法律上の問題でいえば“国民の理解”も必要ありません。

 

ただ、内親王である眞子さまの結婚に際しては、元皇族の品位を保つという名目で1億円以上の一時金が支払われることになっています。眞子さまが国民の感情を考えて一時金を放棄するという選択肢もありますが、それもあくまでご本人の意思に委ねられるものです。

 

皇室が今後直面する問題として、皇族の減少が心配されています。近い将来、女性宮家や女性天皇についても検討されるはずです。

 

もし女性宮家や女性・女系天皇が認められることになると、そのお相手を自由に決めてもいいのか議論になるでしょう。そうなれば、皇族女子の結婚においても皇室会議を経ることを必要とするよう、皇室典範が改正される可能性はあります。

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