後任会長に橋本聖子氏が浮上も“セクハラ疑惑”が海外に拡散
画像を見る 女性蔑視とされる発言の責任をとって辞任を表明した。

 

■“セクハラ疑惑”が懸念材料に

 

そんななか、14年8月に「週刊文春」で報じられた“セクハラ疑惑”が再燃している。当時、日本スケート連盟会長だった橋本氏は、酒に酔った勢いでフィギュアスケート男子の高橋大輔選手(34)にキスを強要したという。橋本氏は否定したが、世間からの批判もあり引責辞任を申し出た。だが「今後も会長職にあるべき」と慰留され、辞任を免れたのだ。

 

「後任会長候補の報道が出たことを機に、SNSでは“キス写真”が出回っています。またBBCワールドニュースの大井真理子キャスターも12日、橋本氏の“セクハラ疑惑”を報じた当時の『シドニー・モーニング・ヘラルド』の記事をツイート。海外にも拡散されたかたちとなりました。森氏の失言に続いて“五輪相もセクハラをしていた”と報じられると、『根本からポリシーを理解していない』と認識されてしまうのではないでしょうか……」(スポーツ紙記者)

 

橋本氏が後任会長に浮上しているという報道について、Twitterでは厳しい声が広がっている。

 

《川淵三郎氏に代わる後任候補に挙がってるけど、これが五輪憲章にふさわしいトップでしょうか。政治家のパワハラ、セクハラは絶対にダメでしょ。世界の世論が許さないよ》

《まさに「圧倒的な立場の差」を利用したセクハラと思われる疑惑で、男女とか被害者の認識関係なくアウト。森氏の後任どころか、ついでにこんなのが五輪相だったのか…と世界にバレてしまったお粗末さ》

 

そもそも組織委員会には、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構顧問副委員長の河野一郎氏やパナソニック株式会社代表取締役社長の津賀一宏氏など計6名の副会長が在籍している。後任会長を選任するにあたって右往左往する状況に、副会長の存在意義を問う声もあがっている。

 

《副会長何人もいて代わりができないんでしょうか? 代わりができない副会長の選考にも問題ありですよね》

《そもそも会長に何かあったときに代われる副会長とか会長代行とかいなかったのか?》

 

「透明性のあるプロセスで早急に決める必要がある」として、選考検討委員会を立ち上げた組織委員会。果たして後任会長に選ばれるのは、誰なのだろうか――。

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