「渡辺直美さんに対しては、大変な侮辱となる私の発案、発言となること。これは取り返しのつかないことです。心から反省して、ご本人、そして、このような内容でご不快になられた方々に、心からお詫び申し上げます」
3月17日、こうコメントを発表したのはCMクリエイターの佐々木宏氏(66)だ。
『文春オンライン』によると東京オリンピック・パラリンピックの開会式で演出を統括する佐々木氏が、“タレントの渡辺直美(33)に豚を演じさせる”というプランを提案。さらに開会式の演出を担うメンバーのグループLINEに「オリンピッグ=渡辺直美さん」とも送っていたという。
大柄な人物を豚に喩えるだけでなく、それを開会式の演出として提案ーー。今回の報道を受け、佐々木氏は冒頭のコメントを発表。そして、辞意を表明することとなった。
五輪といえば2月、当時東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長だった森喜朗氏(83)が男性の話し方を「理路整然」などと評した後、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね」と発言。「女性差別だ」と世界中から非難されたことも記憶に新しい。
相次ぐトップによる“差別的発言”。ネットでは呆れる声が上がっている。
《元会長あっての、この演出のトップだよなぁ……。低俗というか差別主義というか。そんな人たちが会長とかトップに座っていたんだから、恐ろしい》
《日本のトップがこんなんだから日本からいじめがなくならないし、差別が無くならないんだろうな》
《こんな国でおもてなしオリンピックですか》
《もう完全に時代遅れですよ。ジェンダーや容姿などは本当にセンシティブな部分です。本当に日本はヤバイ》