■祝賀会では疫病退散の祈祷も!?
招待状の発送日は“4月吉日”となっているが、東京では4月25日からは緊急事態宣言が発令されている。
順調にいけば6月上旬は緊急事態宣言期間外ということにはなるが、招待状を受け取った人間たちのなかでも、「コロナ禍の終息が見えないなか、本当にパーティを開催するのか?」「国民たちが多くの不便に耐えているのに、政治家たちは何を考えているのか!」と、疑問や怒りの声も上がっているのだ。
そこで、5月7日に祝賀会事務局に問い合わせてみた。
――池口先生の祝賀会ですが、日程の変更などは検討していないのでしょうか?
「予定通りに開催します」
――緊急事態宣言も5月末まで延長されますが?
「会場では間隔を空けて着席するようにしています」
――どのぐらいの方が出席するのでしょうか?
「まだ余裕はありますが、(席は)埋まってきています」
――参加を取りやめる発起人はいないのでしょうか?
「いえ、変更はありません。多くの方たちに恵観の祝賀に賛同いただければ幸いです」
もちろん、池口氏もコロナ禍を意に介していないわけではないようだ。招待状にはこんな文面も書かれていた。
《この祝賀会の席では 私が皆さま方に 真言密教の秘法と言われる疫病退散の祈りをさせていただきます この祈りが日本が新型コロナ禍の苦界から解放されるきっかけになればと願っています》
自民党の重鎮たちには“疫病退散の祈り”に頼るばかりではなく、コロナから日本を救うための舵取りをもっとしっかりとお願いしたいものだ――。
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