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性差別発言で辞任することとなった、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗元会長(84)。そんな経緯にも関わらず組織委が彼を“名誉最高顧問”に就任させる可能性を示唆し、ネットで非難轟々となっている。

 

今年2月、JOCの臨時評議員会で男性の話し方を「理路整然」と評したのち「女性の話は長い」などと発言した森元会長。世界中から「差別的だ」「五輪憲章に反している」と非難され、会長を辞任することとなった。しかし五輪開幕直前になって組織委の名誉最高顧問になる可能性があると一部メディアによって報じられていた。

 

そんななか24日、組織委の高谷正哲スポークスパーソン(以下、SP)は定例会見に出席。『日刊スポーツ』によると、同件について問われた高谷SPは「大会開催に貢献された方々への役職等については、必要に応じて対応することとしているが、個別の人事についてはお答えすることは差し控えたい」と返答。そして食い下がる報道陣に対しても「先ほどの回答が全て」と繰り返したという。

 

「差し控えたい」といい、否定しなかった高谷SP。しかし、組織委には税金が大量に投入されている。

 

「組織委は大会の準備と運営を目的に14年1月に設立されました。その際、東京都は1億5,000万円を供出しています。また『毎日新聞』によると大会経費は1兆6,440億円で、そのうち9,230億円は国と東京都の負担だといいます。国内外問わず非難された森元会長が名誉職に就くことだけでなく、『コメントは差し控える』との回答も公的組織のあり方として疑問が残ります」(スポーツ紙記者)

 

そのため、ネットではこんな声が上がっている。

 

《税金が投入されてる組織なのに「個別の人事についての回答は差し控えたい」っておかしいだろ 公表しなきゃダメだろ》
《税金を食い物にした、何の反省もしない組織だということはわかった》
《身内同士で勝手にやるのいいけど、無駄に使いまくってる税金返せ》
《もうふざけるの止めて 税金を自分の為に使いたい 返せ》

 

森元会長は、今年3月にも「(自民党・河村建夫元官房長官の事務所に)大変なおばちゃんがいる。女性というには、あまりにもお年ですが」と政治資金パーティーで発言。再び《若さが伴わなければ性自認さえ否定するのか》《男性も女性も、年齢で性別が決まる訳ではない》と厳しい声が相次いでいたがーー。それでも組織委は“名誉最高顧問”とするのだろうか?

出典元:

WEB女性自身

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