迷惑系YouTuber「へずまりゅう」として活動し、日本各地で迷惑行為を繰り返していた原田将大被告(30)。名古屋地裁岡崎支部は8月27日、原田被告に懲役1年6カ月、保護観察付き執行猶予4年の判決を言い渡した。
しかし原田被告の“無反省ぶり”に、《最低》《2度と見たくない》などブーイングが殺到しているのだ。
原田被告は昨年、愛知県岡崎市にあるスーパーで会計前の魚の切り身を食べ、大阪市の衣料品店では返品を迫るなどして窃盗、威力業務妨害などの罪に問われていた。
「今年6月の初公判では髪を黒く染め、黒いスーツ姿で出廷していました。被告人質問では『もうYouTubeは一切見ていないし、やりません』と述べ、涙を流す一幕も。またYouTuberのコレコレさん(32)にも、“SNSの世界から消える”といったメッセージも送っていたようです」(スポーツ紙記者)
あたかも更生を誓ったかのように見えた原田被告だが、なんと判決が言い渡されたその日に「へずまりゅう」として復活していたのだ。
昨年7月以来、更新が止まっていたTwitterに《タイムリープ発動》と呟いた原田被告。続けて《教えるか悩んだけど登録よろしく! 動画を出して報告されて消されたら終わりやから動画は出さずにチャンネル母数上がり次第謝罪動画出すわオラ》と、新たなYouTubeチャンネルの開設を発表したのだった(ツイートは現在削除)。
「へずまりゅうちぇる」と題した新チャンネルは、瞬く間に約4000人もの登録者が集まった。しかし原田被告は1本の動画も配信することなく、「YouTube のコミュニティ ガイドラインに違反していた」として即アカウント停止となったのだ。
だが原田被告はめげずに、28日に《YouTubeバンされたかー 完全に手動バンじゃあ!笑 次の作戦いくわオラ》とツイート。また《動画一本も上げずに一発バンとか手動の可能性大だよな! Googleは去年俺の犯罪を散々放置して稼がせちょるから人一倍ピリピリしちょんじゃろ! 悪いけど他のチャンネルでコラボしまくって稼がせてもらうわ 用は俺がチャンネル管理しなければ問題は無いってことじゃろうがオラ》と、意地でもYouTuberとして活動する意欲を見せている。
■相次いで暴露される裁判期間中の“無反省”ぶり
各紙によれば、裁判官は「動画の再生回数を増やして利益を得るための犯行で、動機にも酌量の余地はない」と原田被告を断じたという。数々の迷惑行為で多くの人々を困らせた原田被告だが、「悔い改める」ということは期待できないようだ。原田被告に判決が下された直後、YouTuberたちが“暴露動画”を相次いでアップしているのだ。
まずコレコレは、原田被告と裁判期間中に対面した動画をアップ。
初公判後の7月6日に撮影したといい、原田被告は駅でコレコレと会うなり「早く復活してぇ」とマスクを外して大暴れ。さらに「コイツら簡単に被害届だしよる」とも言い放っていた。そんな原田被告の様子を見たコレコレは、「コイツ全然反省してませんよ。裁判所で泣いた涙、あれ絶対演技ですからね」と呆れ顔に。すると原田被告は「自分の涙、ヨダレと一緒なんで」と言い、“嘘泣き”だったことを認めたのだ。
さらに原田被告は就職活動がうまくいかなかったことから、「裁判が終わったら東京に戻って、YouTuberやります」「もうこの世界しかない」とも宣言。原田被告は法廷で“引退”を誓っていたはずだが、これでは裁判官たちの前で嘘をついたことになる。
次に動画をアップしたのは、人気YouTuberグループのRepezen Foxx。判決が言い渡された27日、黒髪だった原田被告は坊主頭にして出廷していた。一見、“反省の意思”とも受け取れるが、実は全く違っていたことが判明。
撮影日は明かされていないが、Repezen Foxxのメンバー3名は原田被告の裁判期間中に彼の勤めているラーメン店に突撃。彼らは原田被告を見つけるなり捕まえ、コーラを浴びせながらバリカンで髪の毛を刈ったのだった。そんな原田被告は仲間が訪れてくれたことに、大はしゃぎ。反省や後悔といった様子は、微塵も伺えなかった。
裁判終了後は、東京でYouTuber再開すると宣言した原田被告。執行猶予期間中は定期的に保護監察官などに近況報告をし、指示に従った生活を送らなければいけないとされている。万が一、違反した場合は執行猶予が取り消される可能性もあるが、原田被告は自覚しているのだろうか?