今年9月、委員会の場でマスクから鼻を出した状態で出席し、問題視されていた大分・臼杵市議会の若林純一議員(62)。
「委員会で適切なマスク着用を促された若林氏は、再三の注意にも応じなかったため発言を禁じられました。それを不服とした若林氏は、マスクを未着用で発言する権利と慰謝料100万円を求め、市と市議会を提訴したのです。
市は訴訟費用として、77万円を一般会計に追加する補正予算案を提案。裁判のために市税を使わざるを得ない事態について、若林氏は“理解してもらうためにはやむを得ない”といった姿勢でした」(全国紙記者)
そんな市と若林氏が対立するなか、新たなトラブルが勃発したのだ。11月30日に開かれた定例会で、若林氏はノーマスクで出席し議会は紛糾。各メディアによると、若林氏は議長から4度の注意を受けるも応じず、最終的に退去命令が下される事態に。しかしそれにも若林氏は応じなかったため、議会は一時中断してしまったという。
「議会では前日に不織布マスクを正しく着用するよう申し合わせ、それができない場合は医師の診断書などを議長に提出するよう共有していたといいます。しかし、若林氏はそういった手順を踏むことなく、頑なにマスク着用を拒否したのです。結局、議会では彼を“いないもの”としてスルーせざるを得なかったようです」(前出・全国紙記者)
ノーマスクで出席したことについて、メディアのインタビューで「納得できなかったので、そのまま居座った。マスクをしないことだけで、制限や不利益が課せられるものかどうか確認していく」と語っていた若林氏。
12月1日には、「マスクには害がある」と題したブログを投稿。《マスクには害があります。それなのに健康な人もいまだにマスクさせられています。ましてや心身の発展途上にある子供たちへのマスクの害がとても心配されます》などと持論を展開している。
そんな彼に対し、Twitterでは《言論弾圧だ》といった声も上がっている。だが議会の運営より自分の主義主張を優先させるやり方には、市議としての資質を問う声が多数上がっている。
《公人の自覚すら無い議員。議会を混乱させるくらいであれば、辞職してから活動すべき》
《この人は何をしたいんだ? 税金で仕事してるのがわからないのか? 議会を“マスク”で紛糾させてどうする? 自己主張は他でやれ》
《この方、自分のせいで議会運営が妨げられてるということわかってないようですから、議員でいるべきじゃないです》
《自分の主張を貫き通してかっこいい、とはならず自分勝手でただただみっともない》