■結婚記念日の前日に万引で逮捕されていた
事件からたった4カ月ほどで、赤間容疑者は幸せな新婦に変身していた――。
「新婚生活は夫の実家でスタートし、義父母ともすぐに打ち解けて、家事も一生懸命やっていたそうです。最近も実家に帰ってきて、農作業を手伝っていました。両親にとって、自慢の娘だったはずですよ」(前出・近所の住民)
だが、1年目の結婚記念日の前日、万引で逮捕された。
「11月21日に、赤間容疑者は古河市内のスーパーで、牛肉など合計5千円相当の品を万引し、現行犯逮捕されています。
また、いつごろからか義父母の財布からたびたび現金がなくなるようになり、家族関係が悪化。今年の夏ごろに、夫妻は家を出ていったといいます」(前出・県警担当記者)
12月10日、本誌が義理の母に話を聞くと、「(事件については)何もお話しできません」と話す。しかし、“金銭トラブルの有無”について聞くと――。
「そうです。新聞社の方にも話していますが、それで2人はこの家を出ていきました」
その後、夫妻が新居と定めたのは、悲劇のホームから車で5分ほどの距離にある一戸建てだった。12月10日朝、この自宅に茨城県警が家宅捜索に入っていた。夕方、捜査員が去り、本誌記者がインターホンを鳴らすと、夫がドアを少しだけ開けて、応対してくれた。
テレビの取材に対して、「頭が真っ白です。今は妻を信じるしかない」と話していた夫だ。
――今も、そのお気持ちは変わりませんか?
「変わらないです」
――奥さまはどんな方でしたか?
「月並みですが、優しくて明るくて……いつも元気をもらっていました」
――どんな言葉を、いま奥さまにかけますか?
「ちゃんと信じてる人間もいるので、『信じてるよ』っていうことだけです……」
赤間容疑者は、夫にもうかがい知れない“闇”を抱えていたのだろうか。真相解明が待たれる。