■会食で職員1,474人を処分したのに…
多くの人の目に“ダブルスタンダード”に映った吉村氏の態度。だが、維新の会が“ダブスタ”と批判されているのはこれだけではない。
今年7月、大阪府と市の職員計1,474人が、府民に少人数での会食を要請しているにもかかわらず、これに反した会食をしていたとして処分を受けた。うち58人は地方公務員法に基づく懲戒処分(戒告)という重い処分だった。
だが、12月2日、日本維新の会の代表も務める大阪市の松井一郎市長(57)が、維新議員らと大宴会を開いていたことを12月10日発売の「フライデー」がスクープ。大阪府はいまも「同一テーブル4人以内」「2時間程度以内での飲食」の会食とするように呼びかけているが、出席者約30人、3時間にわたる宴会だったという。
松井氏は9日の会見で、宴会ではなく“衆議院選挙の反省会だった”と強弁。記者に「2時間以内を守ったか?」と問われると……。
「2時間をめどにやろ!(実際の要請は「2時間程度以内」)まぁ、そこはちょっと時間をオーバーしてるけど。何時間というか……。まぁ、やっぱ反省会なんで、挨拶30分くらいかかるんでね。食事出してもらって、デザートまで2時間半くらいかかったかな」
約30人という人数も、4人ごとのテーブルに分かれていたから問題ないと主張。ただ席の移動はあったというから、感染対策という要請の趣旨を無視していたことは間違いなさそうだ。それでも、最後は「なんか問題はありますか?」と逆切れ。
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