G7で最下位…日本の“労働生産性”上げるには「社長を称賛しないこと」
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■会社への滅私奉公をやめるべき

 

私たちの意識改革も生産性の向上には必要不可欠だという。

 

「やはり、私たちにできるのは、経営者に対する接し方を変えること。上場企業の経営者が賞賛されるのは、『社長だから』ではなく、『高い責任感と能力を持っている人だから』でなければなりません。実績に対して評価すべきという理屈は、プロスポーツ選手が結果の有無で評価が変わるのと同じです」

 

長時間労働が当たり前という働き方も変えていく必要がある。

 

「会社への滅私奉公をやめるべきです。社員の多くが『もうこんな残業しないで帰る』と言って帰ったら、生産性を割り出す方程式の分母の一要素である『労働時間』が減ります。みんなが仕事の質を落とさず、私生活を大事にすれば、経営者が限られた労働時間で付加価値を上げるためのチャレンジや工夫を行い、生産性は高まっていくでしょう。さらにいえば、日本人が会社の株を買う習慣が浸透すれば、日本全体が、社員側が経営側に意見を言える空気になっていく。そうして社員の側からも広い意味で企業を底上げして行かないと、生産性は上がりませんし、生産性が上がらなければ給与アップにはなりません」

出典元:

WEB女性自身

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