売上台帳は手書きでOK…不正受給招くコロナ給付金の“ザルすぎる”審査の実態
記事投稿日:2022/06/06 16:00 最終更新日:2022/06/06 16:11
9億円超の不正で指名手配中の谷口光弘容疑者(写真提供:警視庁)
新型コロナ対策の給付金を巡る詐欺事件の摘発が後を絶たない。5月30日にはおよそ9億6千万円をだまし取ったとして、三重県の家族3人が逮捕。また6月2日にはやはり2億円の不正受給の疑いで、なんと税金を預かる東京国税局の職員らが逮捕された。「税金を巡る事件として、現代史に残る大きなものだと思います」と語るのは税金制度に詳しい中央大学法科大学院・酒井克彦教授。「’20年にできた...