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「国内において、少子化は大変な問題なんです。今、結婚しても、お子さんをつくらない。結婚しない男女が結構多いんですよね」

 

7月5日、こう語ったのは自民党の桜田義孝議員(72)だ。『朝日新聞DIGITAL』によると桜田議員はJR柏駅前での街頭演説で少子化について問題提起。そして、こう続けたという。

 

「ちょっと言いづらいことですが、男の人は結婚したがっているんですけど、女の人は、無理して結婚しなくていいという人が、最近増えちゃっているんですよね。嘆かわしいことですけどもね。女性も、もっともっと、男の人に寛大になっていただけたらありがたいなと思っている」

 

この「女性はもっと男性に寛大に」という発言が報じられると、ネットでは非難が殺到。例えば「なぜ少子化の原因が“女性のせい”であるかのように語るのか」といった声が、こう上がっている。

 

《何少子化の責任を全部女のせいにしようとしてんのよ》
《なに「女性に寛大さが足りない」とか、他人のせいにしているのか》
《少子化と未婚は、女のせいじゃない》

 

さらに《少子化がこの国の大きな課題であるならば、経済的な理由で結婚を躊躇うことのない状態をつくりましょうよ。子育て、教育に負担がかからない状態をつくりましょうよ》《女性が男性に寛大かどうかは関係ない。若い人が結婚しづらい、子どもを産み育てにくい社会にしておいて女性のせいにするな》という声もある。

 

少子化の進む日本。厚生労働省は6月3日、’21年の出生率は1.30だったと発表し、出生率は6年連続で低下している。さらに出生数も81万1604人と過去最少を記録した。

 

「性別問わず、結婚や出産に対する価値観が変化しています。そのいっぽう、経済的な不安も高まっています。結婚も出産も負担が大きい。そのため、“二の次”という考え方が増えています。女性が寛大になったところで、解決する問題ではありません」(経済誌記者)

 

そこで本誌は、桜田議員の事務所に発言の意図や批判に対しての見解を聞くと、こう回答が。

 

「7月5日の櫻田発言につきましては、特定の性別、年代、結婚観などを揶揄する意図で発言したものではなく、すべての人々がお互いを思いやり、仲良くすべきとの趣旨で発言したものであります、日本の安全と安心、国民の生活の向上を図るため、今後も政治活動に邁進してまいる所存であります」

 

さらに7日午前、Twitterでも同様の釈明の投稿をしていた。「お互いを思いやり、仲良くすべき」という桜田議員。しかし、そのためになぜ女性が“もっと寛大に”なる必要があるのだろうか?

出典元:

WEB女性自身

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