最大派閥「安倍派」後継会長を巡る暗闘が勃発…まさかの「細田議長待望論」も浮上
画像を見る 7月12日午前、自民党本部前に設けられた献花台には多くの人が花を手向けに訪れていた

 

■当面は集団指導体制?

 

「会合で派閥幹部は、メンバーが結束してやっていこうという意思を改めて確認したわけですが、衆目が一致する後継の会長がいるかといえば、正直いないのが実情です。

 

11日の会合では、しばらくは塩谷さんや下村さんといった会長代行やベテランの集団指導体制でやっていくことを確認したようです。しかし、それで派閥の求心力が維持できるか見通せません。

 

有力議員がひしめく清和会は、“いずれは自分が総裁候補に”という野心を持つ議員が少なくありません。これまで安倍さんという存在が、そうした議員たちをある意味で抑えていた部分があります。パワーバランスの変化のために、将来的には派閥が分裂する可能性すら出てきたということです。

 

森喜朗元総理(84)や細田博之衆院議長(78)といった派閥重鎮が、調整のために動くことが増えていくかもしれません」(前出・自民党関係者)

 

前出・ベテラン秘書はこう話す。

 

「安倍派内には、『内閣改造、党役員人事のタイミングで細田さんに議長を引いてもらって、派閥会長として戻ってきてほしい』という声があります。細田さんは安倍さんの前の清和会会長として、長らく派閥をまとめてきた実績はあります。

 

しかし、細田さんの派閥運営はひとえに安倍さんや森さんの存在感や威光が大きい部分があり、『今更派閥に戻ってきてこの難局をまとめる力があるのか』という声も聞こえます。いずれにしても、後継会長についての議論は、早々に決着するとは思えません」

 

安倍元首相の死によって、永田町の力学も大きく変わろうとしているーー。

出典元:

WEB女性自身

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