連日、新たな事実が明るみになる萩生田光一政調会長(58)と統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関係。8月16日、参院選の公示直前の6月に自民党の新人として立候補した生稲晃子議員(54)を連れて統一教会の関連施設を訪れていたことを「デイリー新潮」が報道。
記事では、生稲議員の選挙支援を要請するための訪問とされていたが、これについて萩生田氏は要請を否定した上で、当初、「(訪問は)突発的だった」と説明していた。
「8月10日に萩生田氏は統一教会について『社会的な問題になっているから(党は)一線を画すことに決めた』と発言しています。しかし生稲議員とともに関連施設を訪れたことが報じられた後は、地元の支援者に統一教会の友好団体の会員がいて教団との交流が始まったことについて“名称は非常に似ているけれど、あえて触れなかった”と、稚拙な釈明に終始しました」(政治部記者)
さらにその後も、萩生田氏と統一教会の親密ぶりが次々に明るみになるばかり。
「萩生田氏は統一教会の関連団体で講演を行ったり、統一教会が主催するイベントで来賓挨拶をしたりと、関係の深さが明らかになっています。また、萩生田氏の後援会がこれまで統一教会の関連団体に支出した会費は総計9万円にものぼると報じられています」(前出・政治部記者)
そんな萩生田氏だが、つい先日まで強気な姿勢を見せていた。
「内閣改造前、自民党役員人事について松野博一官房長官らが続投すると報じられるなか自身の名前がなかったことについて、『俺は骨格じゃなかったのか』と強気な発言をしています。後日、これについては“おちゃめなつもりだった”と釈明しましたが、当時経済産業大臣だった萩生田氏はその職務について“非常に難しい課題があるので、自身が継続してやっていくことが望ましいのでは”との見解を示していました」
結果的に政調会長という自民党の要職に就けた萩生田。しかし、次々と統一教会との“接点”が発覚したことによって逆風は強まるばかりだ。
「統一教会と過去に接点があったことはともかく、今後について『関係を断ち切る』ではなく『一線を画す』という煮え切らない発言をしたことで有権者から批判が殺到しています。政調会長という重要なポストに就きましたが、釈然としない対応が続いており、資質が問われています」(前出・政治部記者)
毎日新聞が21日に発表した岸田文雄内閣支持率は発足以来最低の36%に。萩生田氏による影響はいかばかりかーー。