9月27日に開催が予定されている安倍晋三元首相(享年67)の国葬。現在、SNSでは「案内状が届いた」との報告が議員から相次いでいる。
例えば9日、立憲民主党の蓮舫議員(54)や辻元清美議員(62)はTwitterで国葬の案内状の写真をアップしている。いっぽう、届いたのは現役議員だけではない様子。実は“元議員”の面々にも案内状が届いたというのだ。
例えば井戸まさえ元衆院議員(56)は10日、Twitterで《土曜の朝、速達が届き、なにかと思えば国葬儀の案内》と報告。水島広子元衆院議員(54)も《な、なんと、岸田首相から、元衆議院議員の私に、速達で、国葬儀への案内が届いた。こんなことに速達を使うなんて、さらなるお金が…》と綴っている。
また、’17年から’21年に衆院議員だった尾辻かな子氏(47)は《私にも国葬義の案内が速達で届きました。どこまで対象にして、案内しているのでしょうか?》と疑問視している。
「Facebookではご本人の弁ではないものの、中山千夏さん(74)のもとにも案内状が届いたという報告が上がっています。中山さんは’80年から’86年に参院議員だったので、安倍元首相とは接点がないはずですが……。
政府は国葬について皇族や国会議員、海外の要人ら合わせて約6000人の参列を想定しているといいます。しかし元国会議員に、速達で案内状を送っているということから《国葬の出席者集めに必死の様子》《人集めに必死》と揶揄する声がネットで上がっています」(全国紙記者)
ネットの声が言うように、元議員の“人手”が必要なほど参加者が集まっていないのだろうか? そこで本誌は、故安倍晋三国葬儀準備事務局に取材をした。「なぜ元議員にも案内状を送ったのでしょうか」と尋ねると、担当者はこう答えた。
「過去の式典を鑑みて、総合的に判断しております。そこで元国会議員の方々にも、基本的には案内状を送っています。ほかにも自治体の長や各界の代表も案内状の対象です」
またネットでは《速達便で招待状発送とか、それも税金》《速達ってお金かかるよね》との声も上がっている。本誌が速達の費用について尋ねたものの、しかし担当者は「費用は税金からです。費用がどれくらいなのかは、国葬が終わってからでないと答えることができません」と語った。国葬の当日、どれほどの人数が集まるだろうか?