9月21日、安倍晋三元首相(享年67)の国葬に反対する70代の男性が、首相官邸近くの路上で自ら身体に火をつけるという事件が起こった。ネットで波紋を呼んでいる。
『NHK NEWS WEB』がアップした【霞が関 男性が焼身自殺図ったか 近くに国葬反対メモ 警視庁】と題する記事によると、21日の朝に東京・霞が関の道路の植え込みの中で「男性が火に包まれている」との通報が。警察官が駆け付けたところ、70代の男性が全身に火傷を負っており、現場には安倍元首相の国葬に反対する趣旨のメモがあったという。また全身にやけどを負った男性は現在、病院で手当てを受けており、「自分で油をかぶって火をつけた」と話しているという。
安倍元首相の国葬を27日に控えるなか、首相官邸近くで起きた“焼身自殺”騒動。そのいっぽう、現在、東京ではテロ行為などに対する警備が強化されている。
「警視庁は危険物や不審人物に対する警戒を強めており、東京駅や国葬の会場となる日本武道館周辺の警備を強化しています。また外国からも要人を迎えるため、羽田空港にも警察官を配置。海外の要人が宿泊する予定のホテル周辺では車両の検問も行われています」(全国紙記者)
70代の男性が事件を起こした霞が関は、官公庁の庁舎が集まる地域でもある。そのため警戒レベルを引き上げて警備を強化していた。ところが、男性が「国葬反対」というメッセージを伝えるために自ら火をつけることは防げなかった。
「安倍元首相を撃った山上徹也容疑者も、警護の目をかいくぐって犯行に及びました。そして、今度は霞が関での“焼身事件”です。そのため『国葬が近づくにつれ、テロや事件が増えるのでは?』と不安を覚える声が相次いでいます」(前出・全国紙記者)
実際、ネットではこんな声が上がっている。
《放っておくと追悼の場に突撃して自爆テロとかするヤツが出てくるから、そこが怖いんよな》
《日本ってこんなに危ない国やっけ??国葬開催したら、ほんとにテロが発生するんじゃないかってくらい怖い》
《国葬当日もこんな恐ろしい事件が起きなければいいが》