■「社長なら会見開いて自らの口で説明なり謝罪したらどうだ」
自身の社長就任当時について、「何か指導をする時は、論理的に説明するのではなく、『バカヤロウ』と怒鳴り、時には手が先に出る」(『LEADERS online』’18年10月24日)と回想していた渡辺氏。
「私は『自分のやり方が正しい』と信じていたし、『お前らはダメなんだ』としょっちゅう罵倒していて、周りから見たら『暴君』だったでしょうね」(「週刊エコノミストOnline」’20年5月11日)とも語っており、もともと“パワハラ体質”だったようだ。そして騒動のさなかでも、そんな渡辺氏を擁護するような動きが船橋屋にあったという。
「『FRIDAY』によると船橋屋は、渡辺氏の恫喝動画が騒動になったことについて、社内メールで『疑いたくはありませんがお客様に扮してメディア担当者が取材している可能性もございます。お客様に失礼に当たらないように対応しつつも本件に関してコメントしないことが重要です』などと情報漏洩を防ぐように釘を刺していたといいます。
また、もともと船橋屋は渡辺氏の家業。そのため、辞任についても『形だけの辞任だろう』と白けたような声も上がっています。ネットでは渡辺氏が電撃辞任について会見を開き、自らの言葉で謝罪するよう求める声が相次いでいます」(前出・広告関係者)
実際Twitterでは「会見を開くべき」という声が、こう上がっている。
《辞めるのなら謝罪会見が必要と思うけどな。今回の件は被害者はもちろん従業員や取引先など各方面へ多大な迷惑を掛けてるから。ただ逃げただけで最悪》
《本人は雲隠れせずに会見を行ったらどうでしょうか?》
《社長なら会見開いて自らの口で説明なり謝罪したらどうだ》
さらに、《美味しくて買ってましたけど当面は不買します》《死んだ婆ちゃんが好きだった船橋屋よ、さようなら!》と船橋屋に対する不買運動も起こっているが――。船橋屋は、信頼を回復させることはできるだろうか?