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安倍晋三元首相(享年67)の国葬で菅義偉元首相(73)が読み上げた弔辞に「電通が入っている」などと語り、謹慎処分を受けていたテレビ朝日報道局社員の玉川徹氏(59)。10月20日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、“完全復帰”を果たし賛否が広がっている。

 

さかのぼること、安倍元首相の国葬が執り行われた翌日の9月28日。同番組にレギュラーコメンテーターとして出演した玉川氏は、菅元首相が読んだ弔辞に対して「これこそが国葬の政治的意図」と指摘。そして、「演出側の人間として、テレビのディレクターをやってきましたから、それはそういうふうに作りますよ。政治的意図がにおわないように、制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね」と断言。

 

この持論に批判が殺到し、翌日の放送回で事実に基づかない発言だったとして「電通はまったく関わっていないということがわかりました」と謝罪。しかし局内でも玉川氏の発言は問題視され、10月4日に出勤停止10日間の謹慎処分が発表されたのだった。

 

謹慎から明けた19日の放送回で、玉川氏は局内の報道フロアから改めて謝罪し「これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する。基本に立ち返ります」と取材記者として番組に携わることを報告していた。

 

そして20日の放送回では、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の解散命令請求の基準をめぐって、岸田文雄首相(65)が「民法の不法行為も含まれない」と示していた見解をわずか1日で「含まれる」と一転させたことを特集。

 

司会の羽鳥慎一アナウンサー(51)が、「この解釈の変更で解散命令請求の行方は今後、どうなっていくんでしょうか。旧統一教会の問題に取り組む弁護士を玉川さんが取材しました」と紹介すると、玉川氏が統一教会に対して解散命令請求を求めてきた弁護士を取材するVTRが放送された。その後、玉川氏はスタジオに登場し、宗教法人法第81条の「解散命令」などについてパネルを用いて解説したのだった。

 

玉川氏の“完全復帰に”ネット上では、《やっぱりスタジオに玉川さんが居ないとね》《モーニングショー毎朝見てますが、玉川さんいなくてしっくりこなかったからまた出てくれてうれしい》と歓迎の声が。いっぽうで《本来なら降板が妥当ですよ》《もう見たくない》といった厳しい声も上がっている。

 

また、スポニチアネックスによると同局広報は玉川氏の肩書について「コメンテーターのまま」とし、「基本的に、独自で取材したことをスタジオでリポート。場合によっては現場から伝える可能性もある」と回答したと報じている。謹慎明けから日を置かずして玉川氏が取材活動する様子を放送するといった、同局の“平常運転”ぶりに懐疑的な声も上がっている。

 

《昨日の今日で早速スタジオなんかい?玉川取材って書いてるけど、謹慎してたんだよね?いつ取材したのかな?昨日?》
《テレビつけてたまたま映ったモーニングショーのテロップに玉川取材の文字を見てビックリした。謹慎してたんじゃないの?》
《テレビつけたらもう戻ってる!玉川取材って、謹慎してたんじゃなかったんか! 結局テレ朝って大甘な体質なんだな》
《結局、発言した当局員も番組も、局も何もかもこうして何もなかったかのようにまた続ける。それで良いということなのですね》

出典元:

WEB女性自身

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