自民党の萩生田光一政調会長(59)が11月21日、辞任ドミノが続く岸田内閣に「信頼回復に全力を挙げるべき」という“アドバイス”を送った。しかし、ネットでは「あなたがいうの?」と疑問視されている。
岸田政権では10月24日、旧統一教会との関係が次々と報じられた山際大志郎議員(54)が経済再生担当大臣を辞任。続いて11月11日には「法務大臣は死刑のはんこを押す地味な役職」との発言が問題視された葉梨康弘議員(63)が法務大臣を降りた。
さらに11月20日には総務大臣にもかかわらず、不適切な政治資金収支報告書を提出するなど、いくつもの“政治とカネ”問題が指摘された寺田稔議員(64)が大臣職の辞表を提出。そんな“辞任ドミノ”が続くなか11月21日、萩生田政調会長は視察先の横浜でこう述べた。
「3人が辞任をするということが続いたわけですから、国民の皆さんの信頼を回復するためにもですね、岸田内閣としてはお約束の一つ一つをしっかり結果を出して、そして信頼回復に全力を挙げるべきだと思います」
同日、ANNの世論調査によって岸田政権の支持率が30.5%と発足以来最低の数字を叩き出したことが話題を呼んでいた。しかし、萩生田政調会長も“信頼回復が急務”とされている。
安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件が発生した7月8日以降、自民党を中心に“政治家と旧統一教会の親密さ”が何度も報じられている。そのなかでも萩生田政調会長のニュース数は群を抜いているのだ。
例えば「週刊新潮」8月25日号では自民党の生稲晃子議員(54)を連れて、八王子市内の統一教会関連施設を訪ね、支援を要請していたと報じられている。その後、萩生田政調会長は施設を訪問したと報道陣に対して認め、世論から反発の声が上がっていた。