4月に実施される衆院山口2区補欠選挙に出馬表明した、元防衛大臣の岸信夫氏(63)の長男・岸信千世氏(31)。先日、公式ホームページに掲載した家系図を削除したばかりだが、今度は“新たな仕様”が物議を醸している。
「信千世氏はサイトのプロフィール欄に、経歴とともに伯父の安倍晋三氏や曾祖父の岸信介氏など大物政治家たちとの関係性を図解した家系図を掲載。しかし、ネット上では親族の威光に頼ろうとする姿勢に、《家系図アピール》《世襲はもういい》と厳しい声が相次いだのです」(全国紙記者)
そうした炎上を受けて、信千世氏の公式HPはしばらく「メンテナンス中」が続いた。2月28日までにリニューアルされたようだが、今度は閲覧者に個人情報の入力が求められているのだ。
まず、公式HPのトップには「岸のぶちよ 後援会入会申込フォーム」との表記が。次に《応援していただき、ありがとうございます。ご入力をお願いします》と記されており、その下には個人情報の入力フォームがズラリと並んでいる。
後援会に入会するための仕様だが、個人情報を入力しないと信千世氏の政策や経歴が閲覧できない可能性もある。
肝心な入力必須項目は、「お名前」「ふりがな」「生年月日」「郵便番号」「ご住所」「お電話番号」「メールアドレス」の8つ。任意での入力項目には、「FAX番号」「企業・団体名」「ご紹介者のお名前」「LINE ID」「その他」が設けられている。
さらにサイト末尾には、《ご本人以外に入会希望の方がいらっしゃいましたら、チェックを入れて情報を入力して下さい》との案内が記されたチェックボックスも。しかし、疑わしい部分も指摘されている。
「ホームページのソースを確認したところ、追加入会は最大4人まで情報を入れられる仕様となっていました。しかも、個人情報の取り扱い方針を定めたプライバシーポリシーの記載がなく、プライバシーマークなど個人情報を守るための資格も取得していないようです」(WEBメディア関係者)
いきなり個人情報を入力しなければならない仕様に、ネット上では再び批判の声が相次いでいる。
《信千世は何様?》
《これまた前代未聞です》
《政策の記載無し…やる気無いんだと思う…》
《支持者しか閲覧できないという「差別」》
本誌は28日午後、信千世氏の岩国事務所へ電話で取材を申し込んだ。ホームページについて問うと、秘書の男性につないでもらうことに。だが、改めてホームページについて質問を投げかけると、「ちょっと他の電話が入ったんで」との対応に。続けて、「私どもではお答えできることがありません」「こちらの方の事務所にはわかる者はいない」との返答だった。
詳細が得られなかったため、本誌はメールにてリニューアルした時期や個人情報の取り扱いについての質問を送った。回答があり次第、追記する。