■立花氏との仲間割れ、不逮捕特権の喪失…7ヵ月半で窮地に
さらにガーシー氏は、帰国すると言いつつ何度も延期したため《帰国するする詐欺》とSNSで揶揄されていた。
「ガーシー氏はYouTubeに投稿した動画が原因で’22年の12月、著名人たちから脅迫や名誉棄損で告訴され、任意の事情聴取を要請されました。翌年1月にはガーシー氏の関係先へ家宅捜索も入りました。立花氏は『国内に戻って事情聴取に応じることについて本人から連絡があった。本人は来年1月あるいは2月に戻りたい意思は持っている』と述べましたが、ガーシー氏は1月中旬に自身の交流サイトで『3月上旬に帰国する。警視庁側にも帰国したら事情聴取に応じると伝えた』と帰国を先延ばしすることを明かしました。
そして一度も国会に登院していないことを理由に2月22日の参院本会議で“議場での陳謝”を科す懲罰が決まり、3月5日に行われたインスタライブでは『飛行機(の席)はおさえています』と帰国を示唆したものの、2日後のインスタライブでは『陳謝のタイミングで帰国するのはよくないという判断になりました』と話しました」(前出・全国紙記者)
3月10日、立花氏はガーシー氏が帰国しなかった責任を取って党首辞任を表明。すると、ガーシー氏はSNSの音声配信で「俺を帰国させれんかったって、あんた『帰国せんでいい』って俺に言ったやん」などと憤り“仲間割れ”が発覚した。
そして今回の除名処分によって国会議員の不逮捕特権が失われ、警視庁が逮捕状請求に踏み切る可能性があると「スポニチアネックス」は報じている。7ヵ月半の議員生活を終え、ガーシー氏は窮地に立たされているようだ。
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