【神戸6歳遺体】「犬の首輪つけられても嫌がらなくなっていた」目撃された異様な光景…次男の同居後にあった一家豹変
画像を見る 通園路の途中にある自販機。修君はよくここでジュースを買ってもらっていた

 

■自動販売機でジュースを買って…かつてあった母子の微笑ましい姿

 

実際、4月末ごろに保育園で修くんの肩とお尻に殴打されたような痕がみつかり、市に連絡があったという。

 

「5月に入って神戸市の職員が訪問すると、沙喜容疑者と由美子さんが『子供に育てにくさがある』と修くんの一時保護を申し出ていたそうです。だが引き渡し日時になると来なかったり『子どもが嫌がる』と理由をつけたりして、引き渡されることはありませんでした。

 

すると5月9日になって由美子さんが『家族で育てるので、一時保護はしなくても結構です』と断ってきたそうです。ただ由美子さんはこのころ、すでに実質的な監禁状態だったとも考えられます」(前出・事件記者)

 

さらにそれから1カ月ほどがたった6月19日、事態は大きく動く。この日の由美子さんは監禁されるだけでなく、鉄パイプのようなもので殴打された。

 

すると同日午後4時半ごろ。暑いのに黒いコートを着て、フードをかぶり、サングラスをつけるという全身黒装束姿の4人きょうだいが目撃されている。彼らは海外旅行に持っていくような巨大なスーツケースを引いていたという。

 

自宅アパートから800メートルはなれた草むらまでスーツケースを運び、放置した。現場は池が複数集まる場所で、通路には「危険」の看板が出ているような人気のない場所だった。

 

このきょうだいらが家を出たタイミングで、由美子さんは監禁から脱出できたようだ。

 

「その後は由美子さんの証言をもとに、三宮の繁華街にいる4人を逮捕。そのときに修くんがいないことを追及され、遺体を運んだことがわかったのです。

 

スーツケースの中からみつかった修くんの遺体は、一部腐敗が進んでいたそうです。背中などには殴打の痕が複数あり、死因は外傷性ショック。死亡推定時刻は、発見の3日前。4人が黒装束姿でスーツケースを引いて自宅アパートを出た19日でした」(前出・事件記者)

 

自宅アパートから保育園までの道の途中には、1台の自動販売機があった。近所の住民はこう振り返る。

 

「お母さんが修くんの手を引いて、保育園まで連れて行っていました。修くんがぐずったときは、よくお母さんがこの自販機でジュースを買ってあげてね。そうしたら修くんは機嫌を直して、また保育園まで歩いて行くんです。そんな微笑ましい姿を、よく見ていました。

 

でも今年2月以降、2人の姿を見ることはいっさいなくなりました。『あれっ』と思っていたら、今回の事件をニュースで知ったんです。お母さん、あんなに修くんのことをかわいがっていたのに……。いったい何が起こったのか。残念でなりません」

出典元:

WEB女性自身

関連カテゴリー:
関連タグ: