財務金融委員会に出席する神田憲次財務副大臣(写真:時事通信) 画像を見る

神田憲次財務副大臣(60)は11月9日の参議院財政金融委員会で、税金の滞納を繰り返していたと報じられた問題について「過去に税金の滞納があったのは事実」と認め、謝罪した。

 

神田財務副大臣は、税金の滞納を繰り返し、自身の税理士事務所が入る自社ビルが過去に4回も差し押さえられていたなどと、9日発売の『週刊文春』が報じていた。

 

立憲民主党の勝部賢志委員の質問に対し、神田財務副大臣は、’13年から’22年の間に計4回、固定資産税の滞納で差し押さえされた経緯については「事情の経緯を精査している」などと説明。さらに「非常に恥ずべきことだ」とした上で、国政の業務が忙しく税理士業務の文書管理等が「希薄になっていた」と述べた。

 

なぜ“差し押さえ”になるまで4回も放置したのか、“差し押さえ”の実行までには何度も督促の電話や職員の訪問もあるにもかかわらず対応が遅れた理由など問われると、すべてに「精査中」と繰り返し、明確な説明はなかった。

 

神田財務副大臣は「確信犯か」と問われると、忙しくて「税理士事務所のスタッフに任せておいた。業務多忙でその辺について感知することができなかった」とコメント。しかし、直近の差し押さえは令和4年度とごく最近であること、督促状は書留のように本人宛に来ることを指摘され、さらに「督促状がきた記憶は?」と聞かれると、「来ていたと思いますし、またその督促状を見たことによって、『こんなことになってるんだ』という事実を知ったと思います」と回答した。

 

督促状がきてることを知った上で、業務多忙を言い訳に納税を怠ったことについて「税金を納めるということを軽んじていた」と厳しく指摘されるも、「税は国民の義務ですから、軽んじたとおっしゃられるような、そんな気持ちは全くございません。そういう意味で“管理が行き届いてなかった”という点は反省しなければならない」と述べた。

 

また、“国会議員の業務が忙しくて納税が遅れた”という“言い訳”について、「国会議員は納税をしなくていいんですか? 猶予されるんですか? むしろ誰より先に、重く受け止めないといけないのでは?」と勝部委員に指摘されると、神田財務副大臣は「職性には囚われず、きちんと納税はすべきだと思っております」と回答した。

 

進退について問われると「深く反省している」と陳謝した上で「これまで政治家としてなすべきことを成してきたという自負はあるんですが、引き続き職務の遂行に全力を傾注する所存だ」として辞任は否定した。

 

国民から血税を徴収する立場の財務副大臣の度重なる“納税無視”に、ネット上では重税に喘ぐ庶民の怒りの声が噴出した。

 

《神田財務副大臣が税金を滞納して、差し押さえも受けていた。固定資産税を4回にわたって滞納していた。これが税金税金って言ってるんだから終わってるね》
《謝って済むなら国民みんな滞納して謝罪するけど。尻の拭き方くらい分かりますよね?》
《納税するのが嫌になる》
《悪質過ぎる。納税する正直者が、バカを見て、納税滞納者の常習犯が、国の財務副大臣になる理不尽。マジで自公いらん》
《一般の庶民が苦しい中からも税金を納めているのに、普通よりはるかに多いい給与が出ている国会議員が税金を納めないなんて、何で許されるのでしょうか》

出典元:

WEB女性自身

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