■理由を言わずに断る
理由を言って断ろうとすると、その理由をうまく返されてしまった時に、断れなくなります。
理由を明確にしないで断るほうが、実は相手は説得しづらいんですよね。たとえば「無理です」「参加できません。ごめんなさい」とだけ言って終わりにしてしまう。
会社の飲み会なんかは、これが一番断りやすいと思います。
へたに「今日残業があるんで」などと言うと、「だったら残業が終わってから来てよ」と返されたりして、さらに断りづらい状況を作ってしまうからです。
具体例をビフォーアフターで考えてみましょう。
【Before:ここがダメ】
B:ねえ、今日飲みに行こうよ。
A:あ、今日はこの仕事を片付けなくてはいけないので……。
(※理由を言うと相手から代案を出されたりして断りづらくなる)
B:課長が言ってたやつでしょ。まだ納期は先って言ってたじゃない。大丈夫、行こうよ。
A:いえ、私仕事が遅いので……。
B:そんなことないよ。自分も仕事たまってるけど、一緒に頑張ろうよ。
A:あ、それに明日のごはんの買い物も行かなくちゃいけないし。
B:大丈夫、この近くに、24時間営業しているスーパーもあるから、教えてあげるよ!
A:(行きたくないの、察してほしいんだけど……)
【After:こう変わった!】
B:ねえ、今日飲みに行こうよ。
A:ごめんなさい。今日は行けません。
(※理由は言わずに断る)
B:あ、忙しいの?
A:すみません。ちょっと、今日は無理なんです。
(※何か聞かれても理由は言わない)
B:あ、そう。
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