「125名の乗務員が不足」横浜市営バス“5日で5万円”夏季休暇の買取が波紋…担当者語った「深刻な事情」
画像を見る 横浜市営交通局の公式サイトより

 

■Xで相次ぐ「違法では?」の指摘にはキッパリ否定

 

こうした取り組みの背景について、担当者は「4月1日現在で125名のバス乗務員が不足しています」と深刻な事情を告白。さらにドライバーの時間外労働の上限が、年間960時間に制限されたことに伴う「2024年問題」も影響しているという。

 

これまで乗務員の休息期間は継続8時間だったが、変更後は11時間(最低9時間以上)の確保が必要に。担当者は、「乗務員たちに休んでもらう分、人材を確保しなければならなくなったのですが、なかなか思うように人手が集まりません」と吐露。

 

いっぽうXでは、支給金額に対して「安すぎる」と批判の声も目立った。だが「いま市営バスは赤字でもあるので、5万円の支給が精一杯というところです」と、財政的に余裕がないことも明かしていた。

 

また、“夏季休暇の買取”は「労働基準法に反するのでは?」との声もあったが、担当者は「労働基準法で定める年次有給休暇を買い上げるのは違法ですが、独自に定めた特別休暇を買い上げるのは何ら違法ではありません」キッパリ否定。

 

「労働組合へは正式に提案し、円満に合意しています」といい、「その際にあまり休暇を取りたがらない乗務員からは、『かえってお金を頂けてありがたい』とのお話があったと聞いています」と好意的な声もあったようだ。さらに「現場の方でも、数名の乗務員から問い合わせをいただいていると聞いています」と明かし、担当者はこう呼びかけていた。

 

「我々は乗務員とも円満に話し合って進めております。何より市民の皆さまの“足”であるバスが、また減便になってしまっては申し訳ありません。乗務員と協力して行っている取り組みとして、ご理解していただけるとありがたいです」

 

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出典元:

WEB女性自身

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