《96.1歳で運転免許更新に来ました》
7月17日、Xにこう綴ったのは発明家のドクター中松氏だ。
ジャンピングシューズの「スーパーピョンピョン」など様々な発明品で知られ、7日に投開票が行われた東京都知事選に出馬するなど政治方面でも広く認知されている中松氏。齢96にして免許を更新したといい、自動車教習所の自動車に乗る様子を写真でアップ。さらに別の写真には教習所のスタッフと見られる人々と記念撮影しており、写真のなかの中松氏は車椅子に座り、スタッフらと一緒にピースサインをカメラに向けている。
中松氏は免許の更新を喜んでいるようだが、世論は真反対の反応を見せた。96歳で免許更新という行動に、Xでは交通事故を危惧した人たちから《更新はしてもまさか運転はしませんよね!?》《ドクター中松、免許更新とか 大丈夫かよ…》《お願いだから免許返納してドクター中松》《みなさんのために 返納を推進していただきたかったです》など疑問視する声が相次ぐことに。
そんななか18日、中松氏は再びXを更新。そして《多くのご心配を頂き恐縮です。私は現在のクルマを運転しませんのでご安心ください》と切り出すと、免許を更新した理由についてこう明かした。
《私が発明した「ウクルマ(地面を浮いて走り衝撃も吸収する車)」他、高齢者等の移動に便利なクルマを完成するために日々努力をしております。災害時にガレキ、道路の寸断などを乗り越える(浮く)クルマが日常的にも高齢者等の暮らしの足になると考えております。高齢者でも事故を起こさない「ウクルマ」を運転するために免許を更新しています。これが私が返納しない理由です》
「発明品のために免許を更新した」と“まさかの理由”を明かした中松氏。Xでは《ウクルマ、いいですね!期待しています》《環境にも人にも優しい『ウクルマ』も全世界に普及してもらいたいです》《理由を見て納得》などの声が寄せられていた。