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7月18日、パリ五輪の体操女子日本代表主将である宮田笙子(19)が、代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱すると報じられた。その違反内容は喫煙疑惑で、宮田は前日にモナコで行われた合宿に参加していなかったという。

 

パリ五輪開催を目前に控えるなか、チームを離脱するという異例の事態。さらに宮田は、喫煙疑惑によって代表はく奪もささやかれていた。そんななか、宮田への処遇に対して異論を唱えた人物が――。それは元東京都知事で、日本維新の会に所属する猪瀬直樹参議院議員(77)だ。猪瀬議員は18日、宮田が喫煙疑惑でチームを離脱するというニュースをXで紹介し、こう綴った。

 

《つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ!!︎ 規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!》

 

宮田を擁護する猪瀬議員に《まったく同意します》《おっしゃる通りだと思います。いつから日本はそんな風潮になってしまったのでしょうか》と賛同の声も寄せられている。

 

しかし、公益財団法人日本体操協会が定める「日本代表選手・役員の行動規範」の、【行動規範】の8番目には《日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する※2016年度から数年かけて段階的に全面禁止とする》との記載がある。そしてそもそも、20歳未満の喫煙は法律で禁じられている。

 

Xでは“法律を作る”国会議員という立場でありながら、法律違反を”たかがタバコ”と表現した猪瀬議員の姿勢を疑問視する声が続出している。

 

《国会議員の立場でそれを言っていいのですか?ルール、法律は、夢のためなら守らなくてもよいのですか?》
《可哀想という気持ちはわからなくもないが法令違反だもん。「これくらいなら」の軽い気持ちで人生を棒に振った人は多い。しかし、国会議員が言っちゃダメでしょ?》
《そうかな?規則違反、大会直前の合宿中、19歳の喫煙。自覚無さすぎでは?》
《若気の至りなのはわかるけど、世界最大のスポーツ競技大会に出るなら「ルールを守る人間」である事が大前提って事じゃないかしら?あと、猪瀬氏は自分がルールを作って守らせる側の人間だという意識は持たれる方が良いと思います》

 

19日、日本体操協会は東京都内で記者会見を開き、宮田がパリ五輪の出場を辞退すると発表した。協会側は宮田が6月末から7月にかけて東京都北区にあるナショナルトレーニングセンターの宿泊棟で喫煙していたといい、さらに飲酒もしており、このことがJOCの派遣規定や体操協会の行動規範に反すると述べた。それでも、猪瀬議員にとっては“たかがタバコ”だろうか?

 

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出典元:

WEB女性自身

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