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パワハラ疑惑が取り沙汰され、日に日に辞職を求める声が高まっている兵庫県の斎藤元彦知事(46)。過去の取り組みも掘り起こされ、改めて批判が集中している。

 

今年3月に兵庫県・元西播磨県民局長だった男性が、知事のパワハラや贈答品の不当な受け取りなど7つの疑惑を告発。しかし、斎藤知事は3月27日の会見で告発を「嘘八百」と全否定した上で、男性の局長職を解任。5月には懲戒処分に処した。

 

その後、男性は7月7日に姫路市内の親族宅で死亡しているのが発見された。自死とみられている。男性は音声データを残しており、その中には斎藤知事が出張した先の首長に「また折を見て、よろしくお願いします」と特産品のワインを“おねだり”したととれるやり取りなどが録音されていた。

 

当初、この疑惑について知事は「詳細を承知していない」と回答を控えていたが、19日午後の囲み会見で「おそらく私のやりとり」と受領を認めた。

 

同日には告発内容の真相を調査する百条委員会が開催されるなど、外堀が埋まりつつあるなかでも、一貫して「県政を前に進めていくことが果たすべき責任」などと辞職を固辞し続ける斎藤知事。

 

そんななか、過去の取り組みが“再燃”している。

 

それは、’22年に兵庫県が企業と共同展開した公民関連事業「HYOGOアサ@プロジェクト」。早寝早起きなど生活習慣の改善をはじめ、朝を大切にする社会の輪を広げることを目的にしたもの。味の素、大塚製薬、ローソンなど有名企業含む18社が連携し、各企業は得意分野を活かしてそれぞれの事業に取り組んでいた。

 

今回、注目を集めているのが、大手清涼飲料水メーカー「ダイドードリンコ」と共同で進めた「おしゃべり自販機」。これは同年10月に県内5か所に配置され、お金を入れると「お疲れさまです。兵庫県知事の斎藤元彦です」、商品を選択すると「あすの朝食をご飯にするか、パンにするか、それともシリアルか、けっこう楽しい悩みです」など全部で5パターンの斎藤知事の音声が流れるというもの。

 

10月12日には設置された県立兵庫高校で除幕式が行われ、斎藤知事も出席。その際、自販機に自身の写真が印刷されたプレートを貼り付け、自身の音声を聞いて「ちょっと恥ずかしいですね」と苦笑していた。

 

7月18日に「AERA.dot」が配信した記事によると、自身の姿を確認するため出張先ではきちんと鏡を確保してないと担当課に怒っていた、という“ナルシスト”な一面も指摘されている斎藤知事。

 

パワハラ疑惑に伴い、この自販機も再び注目を集めることとなり、X上では“ナルシスト自販機”と改めて批判が寄せられている。

 

《高校の自販機で飲み物を買うと、斎藤元彦 兵庫県知事の、棒読みの音声が聴こえる!気持ち悪い。ここまで自己宣伝やる?ナルシスト》
《兵庫県知事の声が流れる自販機… 「そんな自己顕示欲の示し方あるんや」って素直にびっくりしとる。 ボタン押すたび自分の声が流れてくる自販機とか地獄すぎる…》
《県広報誌など、あらゆる媒体に自身の姿を掲載するほどナルシストで知られる斎藤の指示で、気色の悪い自販機を設置される兵庫高校の生徒さん可哀想》
《斎藤元彦の自動販売機。 マジで気持ち悪いです。》

 

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出典元:

WEB女性自身

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