「私は、この度の自民総裁選に立候補いたします。今回の総裁選は自民党が本当に変わるか、変えられるのは誰かが問われる選挙です」
9月6日に開いた記者会見で、こう述べたのは自民党の小泉進次郎元環境相(43)。党総裁選(12日告示、27日投開票)に立候補することを正式表明したが、約30分にわたる演説中の“ある仕草”に注目が集まっている。
冒頭のあいさつに続き、周囲を見渡しながら「誰がやっても変わらない、政治に期待しない声が多いなか、自民党が真に変わるには改革を唱えるリーダーではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことです」と訴えかけた。
記者会見の場には大勢の報道陣が詰めかけ、複数のメディアでも中継が行われた。小泉氏のハキハキとした口調や堂々とした振る舞いにXやネットでは、《なかなかしっかりしてる》《想像以上にしっかりしてたなぁ》《話が聞きやすいのはもちろんだけど、今までよりもかなり力強い印象》と好意的な声が。
会見では政治の信頼回復が改革の前提となることを強調し、国会議員に月額100万円支給される「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)の使途公開、残金の国庫返納を掲げた小泉氏。そして労働市場改革として解雇規制の見直しやライドシェアの全面解禁、選択的夫婦別姓の導入などを訴え、「1年以内に実現する」と明言した。
だがこうした主張を語るなかで、“プロンプターを読みすぎ”といった指摘も上がっているのだ。
「進次郎氏はおよそ2~3秒に1回のペースで、プロンプターがあると思われる手元に視線を落としていたんです。中継映像では顔がクローズアップされていたこともあり、気になった視聴者もいたようです。また進次郎氏が総裁選に出馬するのは、今回が初めてのこと。長時間にわたる演説だったので緊張もあったでしょうし、主張内容を正確に伝えるため慎重になっていたのではないでしょうか。いっぽう出馬表明の記者会見をしたのは、進次郎氏で6人目。彼と同じく出馬した若手議員のホープ、“コバホーク”こと小林鷹之前経済安保担当相(49)が行った会見では、ほぼプロンプターを見ることなく演説していたのが印象的でした」(社会部記者)
記者会見中の振る舞いに称賛の声も上がっていた小泉氏だが、中継映像のコメント欄などでは視線を下に落とす頻度の多さを指摘する声も目立っていた。
《カンペ読みすぎ》
《原稿見てるほうが多くない?》
《読んでるのがバレバレ》
《小泉進次郎ずっと原稿読んでるやん》