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9月23日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークで行われた日本政府主催のイベント岸田文雄首相(67)が出席。しかし、そこで見せた“ふるまい”が物議を醸している。

 

各メディアによると、日本の食材や酒の魅力をアメリカの旅行業者らに発信するイベントで、岸田首相は7月に世界文化遺産登録されたばかりの新潟県の「佐渡島の金山」を紹介した上で、「日本には多岐にわたる魅力がある」とコメント。

 

さらに、今年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県・能登地方で作られた日本酒、輪島市の伝統工芸品である「輪島塗」も紹介。来場者と輪島塗の酒器で日本酒を笑顔で試飲する場面もあったという。

 

9月21日からアメリカで退任前最後となる外遊に臨み、今回のイベントでは日本の魅力を伝え、被災地の名産物もアピールした岸田首相。これには、ネット上で《批判はあるでしょうが、北陸をアピールしてくれるのは地元民としては素直に嬉しいです》と感謝の声が。

 

しかし、好意的な声は少数派のようだ。

 

SNS上では、輪島塗の酒器を手に笑顔で日本酒をたしなむ岸田首相の写真が拡散しており、Xやネット上では批判の声が相次いでいるのだ。

 

《感覚ズレ過ぎじゃないの?》

 

《能登が豪雨災害で大変な時に、卒業旅行。 輪島や珠洲などでは、お亡くなりになった複数人をはじめ多くの被災者。 岸田は輪島塗をPRだそうで、笑顔で記念写真。 率直に言って、吐き気しかしない》

 

《輪島塗や日本酒の宣伝も大事だろう。でもこれが今、岸田文雄、日本の首相が最優先でやらなければならないことなんか?水も電気も断たれ孤立してる集落もまだあるってのに、ここにいられる神経がふつうにわからん》

 

能登半島地震発生からまもなく9カ月となるが、今も仮設住宅での生活を余儀なくされている人も少なくなく、復興はまだまだ遠い状況が続いている。さらに、21日には能登半島を記録的な豪雨が襲い、被災地の仮設住宅は浸水し、25日時点で9人の死者と6人の安否不明者が出るなど、甚大な被害を受けている。

 

「豪雨直前の19日に岸田首相は石川県を訪問しており、地震で大きな被害を受けた輪島市などを視察。輪島塗の仮設工房を訪れ、岸田首相は求めに応じる形で棚に『頑張りましょう!! 内閣総理大臣 岸田文雄』とサインしました。このコメントは“他人事”と指摘が相次ぎ、さらに被災地が豪雨に見舞われるなか外遊に出発したことで、批判が殺到。

 

今回の外遊は外交上必要な側面もあるでしょうし、岸田首相もアメリカから林官房長官に避難支援や災害対応の指示を出すなど、全く何もしていないわけではありません。とはいえ、外遊直前の『頑張りましょう!』というサインや、被災地の人々が震災に加えて豪雨被害に苦しむなか、輪島塗で日本酒を楽しむ姿は“KY”と言われても仕方がありません。岸田首相としてはエールのつもりなのかもしれませんが、逆撫でしてしまっているのではないでしょうか」(全国紙記者)

 

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出典元:

WEB女性自身

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