「静止画だと思った」菅義偉副総裁(75) 健康不安説で掘り起こされた「約1年前の予兆」
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■健康状態に波紋が広がるいっぽう注目集まる「約1年前の兆候」

 

そんな覇気のなさが不安視されている菅氏だが、約1年前から“兆候”があったようで……。それは昨年11月16日に生配信された報道番組『ABEMA Prime』に、出演したときのこと。

 

インバウンドが回復し、各地でタクシーが不足するなか、真っ先にライドシェア解禁に言及したのは菅氏だった。同年8月の地方講演中に、意欲を示したことから政府内でも議論が加速。同番組では菅氏をゲストに迎え、ライドシェアの是非について議論が交わされた。

 

まず司会の平石直之アナウンサー(50)から紹介されると、「どうもよろしくお願いします」と頭を下げて挨拶していた菅氏。ライドシェア解禁の必要性を問われると、「もともと私、インバウンドの旗振り役をやっていたんですね。今、どこへ行ってもタクシーが足りない」「せっかく日本に来てもらったインバウンドの人たちに、日本の良さを見てもらえる。そうしたこともできなくなってしまうし」と自らの言葉で改革を訴えていた。

 

だが視聴者が手に汗を握ったのは、専業主婦を経てキャリアアップを重ねてきた薄井シンシア氏(65)が菅氏に持論を熱弁した場面だった。

 

もとは専業主婦だった薄井氏だが、菅氏が尽力した観光立国政策のおかげで「たったの7年間で年収1300万円になったんですよ」と感謝した。ライドシェアには賛成の姿勢を示しつつ、訪日客の人数を増やすより消費額を上げる方が大切だと主張。その上で「これだけ人手不足だから、働く人一人ひとりの単価を上げたいんですね」と、観光業で働く人の収入アップを求めていた。

 

ところが菅氏は薄井氏に相槌を打つこともなく、まるで静止画のように微動だにしなかったのだ。一点を見つめるような眼差しで瞬きもほとんどなく、口はやや半開きのまま約10分の時間が流れていた。菅氏が無反応だったためか、途中で平石アナが熱く語る薄井氏の意見をまとめるようにフォローを入れる場面もあった。

 

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出典元:

WEB女性自身

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