衆院選の投開票が10月27日に行われ、東京7区から参院から鞍替え立候補した自民党の丸川珠代氏(53)が落選した。丸川氏の夫で衆院前職の大塚拓氏(51)も埼玉9区で落選。夫婦そろって”無職”となった。
五輪相や環境相などを歴任してきた丸川氏は、裏金事件では政治資金収支報告書に822万円の不記載が判明。党から戒告処分を受け、公認は得られたが、比例代表への重複立候補は認められなかった。大塚氏も994万円不記載が判明し、丸川氏と同様に党からの公認は得られたものの、比例重複出馬はできなかった。
選挙戦で丸川氏は「私自身に個人口座での資金の管理や使途不明金というものは一切ない」と潔白を強調。「資金は(自分の)口座で管理していた」と答えたとする今年2月の報道について「”自分の”とは発言していない。誤報だ」などと主張していた。大塚氏も党から戒告処分を受けた際「強い憤りを覚える」などと発言し、”反省の色が見えない”との批判が上がっていた。
“背水の陣”となった今回の選挙で丸川氏は街頭演説で「小選挙区1本です。どうかお助けください」と涙ながらに訴え、10月16日に安倍晋三元首相の妻・安倍昭恵さんも応援に駆けつけた街頭演説では「正しい道をいくものが、正しい道を進める政治を。そういう思いで天におられる安倍先生に……」と涙を流す様子も報じられた。
「不記載をしておきながら、政治家が助けるべき国民に向かって泣きながら”助け”を乞うたり、涙を浮かべて『正しい道を行くものが……』と発言するなど、反省するどころか”悲劇のヒロイン”のような振る舞いが完全に裏目に出たと思います」(政治部記者)
投開票が始まり丸川氏の落選確実が報じられるとXでは「丸川珠代」がトレンド入り。X上では丸川氏が自民党の野党時代に飛ばしたヤジ「愚か者めが」のワードが飛び交い、夫婦揃っての“無職”となったことに同情の声はほとんど見られなかった。
《当然の結果だろ それでも立候補しようとは考えられん反省していないし国民を馬鹿にしてる これで無職、ちゃんと反省して下さい》
《夫婦揃ってハロワに行け!この愚か者めが!》
《落ちてよかった。無理だと思うけど反省しろ》
《あの「愚か者め」の丸川が落選で、夫婦揃って無職か。言っちゃ悪いが、ざまあみろだ》