《多くの同志が大接戦を演じましたが、私が初当選した2009年以来の大敗となりました。選挙結果は如何なるものであろうと、全て党の選挙対策委員長としての私の責任です。先ほど辞表を総理に提出し受理されました。全国で頑張っていた同志の皆さまには私の力が不十分であったことを本当に申し訳なく思います。今後、涙を飲む結果となった候補者に寄り添い、再出発の後押しをしていきたいと思います》
10月28日、自らのXにこう綴ったのは小泉進次郎議員(43)。与党過半数割れの責任をとった形で、選挙対策委員長を辞任した。
「執行部で責任問題の話になった際、進次郎さん自らが辞任を申し出たそうです。石破茂首相も森山裕幹事長も必死に慰留しましたが、“誰かが辞めなければ政権が持たない”と意志を貫いたと聞きました。奥さんには一切、相談しなかったといいます」(政治ジャーナリスト)
進次郎氏は9月の自民党総裁選でも敗れたばかり。政界関係者はこう語る。
「あるベテラン自民党議員に聞いたのですが、『総裁選当日の朝も進次郎から応援のお願いの電話がきたんだけど、後ろで子供の泣き声が聞こえるんだよね』と言っていました。環境相時代に2週間、育休を取得していましたから、“彼らしい”決戦当日だと思いましたね」
そんな進次郎氏は最近、気心の知れた人におこなっている行動があるという。前出の政界関係者は続ける。
「照れくさそうにしながら、突然『これ、うちの子!』とスマホの画面を見せられました。4歳のご長男でしたが、本当にイケメンでしたね。親しくしている人には、最近よく子供たちの画像を見せているようです。
自民党の王道を歩んできた彼には、初めての大きな挫折かもしれませんね。つらい気持ちになったときは、こっそり画像を見て心を落ち着かせているようです。帰宅すれば、子供たちにベッタリだと思いますよ」
冒頭のXで、進次郎氏はこうも綴っていた。
《このたびの国民の審判を謙虚に受け止め、大きな反省の上に、政治改革を不断に進めるとともに、国家国民のため内外の諸課題解決に一衆議院議員として全力を尽くしてまいります》
“一兵卒”に戻った進次郎氏、しばらくは癒しのスマホ画像が増えそうだ。