3月13日、朝日新聞が、石破茂首相(68)が3月上旬に昨秋の衆院選で当選した複数の自民党議員に商品券を配布していたことを報じた。
報道によると、石破氏の秘書が3月3日の懇親会に先立ち、参加議員15人の事務所を訪れ、「土産」として1人あたり10万円相当の商品券を配布。石破氏の行為をめぐって、個人から政治家に対する金銭等の寄付と受領を禁じた政治資金規正法に抵触する可能性も指摘されていた。
石破氏は13日の夜11時頃に急きょ会見を開き、事実関係を認めつつ、「これは法律に抵触するものではございません。政治活動に関する寄付でもございません。政治資金規正法上の問題はないというわけでございます」と主張。“土産”の購入代金は石破氏のポケットマネーから出ており、家族への労いとして手渡したという。
石破氏の会見に前後して、懇親会に参加した複数の議員が14日にXを更新。向山淳議員(41)は、《石破首相との会食に際し、参加した一期生に商品券が配られたとの報道がありました。私の事務所に対しても私が不在の間に届けられていたようですが、後日中身を確認し、適切でないと考え返却致しました》と説明。
そのほかの参加議員も、“返却済み”であることを強調するなか、昨年の衆院選で、最年少の25歳当選を果たした大空幸星議員(26)も、《総理側から初当選議員15人に商品券が配布されたとの報道がありました。私は懇親会の翌朝に中身を確認し、直ちに石破事務所に伺い、お返しいたしました》と報告した。
しかし、事態が表面化してから弁明した議員らに対し、Xでは《報道されるまではダンマリ、報道されるといち早く保身》《なら適切でないことを「公」にしなかったのはなぜなのか?》といった指摘が相次いだ。
そんななか、人気YouTube番組『令和の虎』2代目主宰で知らる実業家・林尚弘(40)は、大空議員の投稿を引用し、こう糾弾している。
《じゃあその日に教えてよ。なんで今話すの? 参院選前に総理を変えたいから今日言うんでしょ? このままいけそう、ばれなそうなら内緒にしようとしてたでしょ? あなたも歴とした裏金議員です。返した日に言うべき。自民党はベテランから新人議員まで国民感覚からかけ離れているということでしょう》
