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高市早苗氏(64)が首相に就任し、政権を発足させてから10日あまり。本格的な外交日程が続くなか、ワイドショーでも連日「高市外交」の話題で持ちきりだ。

 

「高市氏は26日にマレーシアで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議に出席。28日には、トランプ米大統領(79)が6年ぶりに来日し、日米首脳会談が行われました。会談で、高市氏はトランプ氏と親密な関係を築いた安倍晋三元首相の“後継者”としての立ち位置を存分にアピールし、日米の同盟関係をより強固なものとするという共通認識を得ました。

 

さらに、30日には韓国・李在明大統領(61)と現地で会談。高市氏には保守強硬派というイメージがあり、同国との関係悪化を懸念する向きもあったのですが、相手国を相互に訪問する『シャトル外交』を継続することを確認するなど、友好関係を強調しました」(政治部記者)

 

なかでも、最も注目を集めているのが、トランプ大統領との会談だ。賛否はあるものの、高市氏は会談終了後、トランプ氏と腕を組んで歩いたり、トランプ氏の計らいで大統領専用ヘリ「マリーンワン」に同乗し、目的地の横須賀米軍基地で行われた演説会場で、ぴょんぴょん飛び跳ねる仕草で場を沸かすなど、終始“親密”ぶりをアピールした。

 

こうした高市外交は、あの“有名政治ジャーナリスト”の目にはどう映ったのだろうか。30日放送の『ひるおび』(TBS系)に出演した田﨑史郎氏(75)は、高市氏の積極的な外交の評価を点数で問われ、70点と採点。31日の開催で調整されている日中首脳会談(編注・放送時点)を念頭に、「実現すれば評価が高まる。会談内容に注目」とした上で、こう語った。

 

「日中首脳会談が実現するのは大きい。去年ペルーのリマでAPECが開かれた時、石破さんは習近平さんと会っているので、異例ではないですけど、高市さんに対しては警戒感が強いと言われてる中で、こちらの申し出に中国が積極的に会おうとしてるわけですね。やはり高市さんに勢いがあるから、(中国が)付き合った方がいいと判断したんじゃないか」

 

とりわけ日米首脳会談に関しては、あらゆるメディアで、政府高官の話として「100点満点」という評価が報じられている。とはいえ、田﨑氏が付けた「70点」も一般的には合格点であり、日中首脳会談の結果次第では“それ以上”も狙えるというエールにも聞こえる。ところが、田﨑氏の採点を報じたネットニュースのコメント欄には、こんな辛辣な声が寄せられた。

 

《田崎は宝くじより当たらない。総裁選前、高市は推薦人が集まらないと言ってた》
《自分の推してた総理じゃないから悔しいんでしょうね。進次郎だったら、何やっても「若いのによくやってる」とかで90点でしょうねきっと》
《何様ですか????って感じました。今までの日本の総理との会談見てきました?トランプさんは話が終わったらエスコートや挨拶もせずにさっさと帰っちゃってました。そんな人をここまで上機嫌にさせて関係を作り直したんですよ。70点?冗談でしょう》
《田崎史郎が70点なら、実際の点数は100点に近いな》

 

一部では田﨑氏の採点基準自体が信用されていないようだが、この背景には最近の田﨑氏の発言の影響があるという。

 

「田﨑氏をめぐっては、以前から発言の中立性を疑問視する声もあったのですが、その偏りが最近で顕著に現れたのが、高市氏と小泉進次郎防衛相(44)が決戦投票まで争った自民党総裁選でした。

 

田﨑氏は当初、小泉氏が当選確実とのスタンスを崩さず、総裁選後は高市氏の勝利を受けて“取材不足だった”と謝罪。ただ、“党運営や政権運営がかなり苦労されるんじゃないか”“党全体がちょっとギスギスしそう”などと高市氏に対する不満と取られる発言を連発し、これが“高市サゲ”として一部で批判を招いていました。

 

そして、今回の70点発言ですが、最近の田﨑氏の主張を振り返れば、“高得点”と捉えても不自然ではありません。ただ、各局の支持率調査にも表れている通り、世論では高市氏への期待が異常に高い状況で、田﨑氏の主張は、どうしても“サゲ”発言の影響で否定されてしまう。露骨に持ち上げるような発言をしても、“すり寄り”と批判されることは容易に想像できますから、今の田﨑氏はもはや何を言っても炎上する状態でしょうね」(前出・政治部記者)

画像ページ >【写真あり】「世論を誘導、扇動しすぎ」田﨑氏の“高市サゲ”に釘を刺した金子恵美(他10枚)

出典元:

WEB女性自身

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