■自身は“ゲス不倫”発覚で議員辞職…“ほぼ実績ゼロ”がブーメラン
改めてこうした批判が集まってしまうのも、無理はない。ある全国紙政治部記者は言う。
「宮崎氏は、石破氏がどれだけ地方創生に力を注いでいたのか、結果を残したのかということを追及したかったのでしょう。しかし批判理由として引き合いに出した鳥取県には1度しか訪問しておらず、なおかつ降り立ったのは鳥取駅だけとのこと。人伝いに聞いた情報で“鳥取のインフラ整備・地域活性化には政治の怠慢がある”と主張していましたが、彼が鳥取県についてどれくらい深く知っているのかは疑わしいですね」
たしかに鳥取県では人口減少などの問題を抱えているが、“暮らしやすさ”は全国トップだという。
「鳥取県では’19年に国土交通省が公表した『都道府県別の経済的豊かさ』で上位に入るほどトップクラスで、昨年度は同県への年間移住者が過去最多となる2,393人を記録。移住定住支援施策や子ども・子育て支援などにも力を入れており、政府が力を入れている地域と多様に関わる『関係人口』の創出や拡大にも取り組んでいます。
石破氏は首相就任後『地方創生2.0』をスローガンに掲げ、今年6月の閣議決定では“くらしの安心”“付加価値の創出”など今後10年間を見据えた5本柱の政策が打ち出されました。スローガンのイメージがわかりにくい部分は否めませんでしたが、地方創生に重点を置いた政策を進めていたのは間違いありません」(前出・全国紙政治部記者)
いっぽうの宮崎氏といえば、’12年12月に立候補した衆院選で初当選を果たすも’16年2月に“ゲス不倫”が発覚。当時、この件を報じた『週刊文春』によれば、妻で元衆院議員の金子恵美氏(47)が出産入院中の出来事だったといい、世間からの批判に晒されて議員を辞職している。
「辞職した宮崎さんは’20年6月に『主夫宣言』していましたが、同年11月には4年ぶり2度目の“再不倫”が取り沙汰されることに。金子さんと再婚後は育休を取得したことが注目を集めましたが、議員当時から“チャラい”ともっぱらの評判だったそう。しかも4年間の在職中は衆院本会議での発言もなく、議員として“ほぼ実績なし”と言っても過言ではありません。
にもかかわらず、“石破サゲ”をするために鳥取県を結びつけて“地方創生の成果を出していない”と批判するのは、あまりにも上から目線で、“どの口が”と不快に感じた人もいたようです。石破さんも宮崎さんにデータで反論した自民党の衆院議員による投稿をXでリポストしていますし、今回は宮崎さんの不勉強ぶりが露呈してしまいました」(ワイドショーデスク)
コメンテーターとして活躍する妻の足を引っ張らなければよいが……。
画像ページ >【写真あり】“ゲス不倫“で辞職も…のんきな表情で妻とデートする宮崎(他8枚)
