※写真はイメージです。 画像を見る

記録的な円安の流れを受け、年を追うごとに増加の一途をたどる訪日外国人客数。昨年12月に日本政府観光局(JITO)が報告したところによると、’25年11月までの累計訪日客数は約3900万人で、年間で過去最高を記録した’24年の3680万人を上回った。

 

訪日客の増加により大きな経済効果が見込まれるいっぽう、オーバーツーリズム(観光公害)をめぐる批判も高まっており、賛否が分かれる問題だ。そんななか、あるラーメン店が「二重価格」(外国人価格)を設定しているとして、Xで注目が集まっている。

 

店は大阪屈指の観光エリア「ミナミ」のほど近くという好立地にあり、大手グルメレビューサイトでも高い評価を得る人気店だ。Xでは、同店の券売機の画面だとする画像が拡散されており、これを見ると、日本語メニューと英語メニューでは、同じラーメンでも大きな価格差があることが確認できる。

 

たとえば、通常のラーメンが日本語では950円(税込み)で売られているのに対し、英語では1500円。そのほか、イチオシとして紹介されているチャーシュー麺は日本語で1130円だが、英語では1900円だった。

 

店の公式Xは4日、外国人客とのトラブルが発生したと報告しており、「テレ朝NEWS」の報道によるとトラブルの原因は店の二重価格だったという。

 

「『二重価格』を導入することでサービスや商品に価格差を設けるケースは実際にあり、例えば東南アジアのタイやラオスといった国では、国立公園や寺院が運用しています。日本でも、兵庫県の姫路城が’24年に導入を検討したことがありましたが、結局は見送られました。二重価格をめぐっては、オーバーツーリズム対策や売り上げ増加の面で評価する声も多いいっぽう、国籍で分けることが“不公平”“差別的”だとする意見も同等に根強くあります」(全国紙社会部記者)

 

いっぽう、話題のラーメン店の店主は1月7日、YouTubeチャンネルに公開した動画で、店頭の二重価格は「外国人価格ではない」と切り出した上で、以下のように理解を求めた。

 

「外国人の方を差別しているわけではなく、日本語を理解できるかできないかで区別しているんです」

 

店主によると、店で出している「家系ラーメン」は日本人でも好みが分かれるラーメンだといい、「この好みを、日本語ができない方に営業中に説明することが不可能だと判断したんです。日本の方であっても好みで戸惑う方はいらっしゃる。その対応で精一杯なんですよ」と説明。

 

店のこだわりだという醤油も複数種類があり、これを日本語話者以外に伝えるのが難しいといい、二重価格を導入している理由について以下のようにも話した。

 

「日本語ができない方に向けて、失敗せず満足していただけるように、商品の仕様を変更しているんです。お好みを設定したり、醤油をあえて選択することができないんですよ。ご飯類も使用している材料を変更したり、それ専用で醤油を作ってるんです。それだけじゃない。全てのことにお金と手間をかけて、準備、改善してきたわけです」

 

なお、店主は店の券売機について、「一番最初の画面、要は誰でも確認できる画面に、日本語以外の言語を選択した場合、商品の仕様と商品価格が異なりますって書いてあるんですよ。日本語が理解できる方とそうでない方を区別しているんです」とも説明していた。

 

画像ページ >【写真あり】「外国人差別ではない」拡散されている券売機の“二重価格”(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: