12日に群馬県・前橋市長選の投開票が行われ、無所属で前職の小川晶氏(43)が6万2893票を集めて再選した。小川氏は昨年9月、部下の既婚男性職員と複数回ラブホテルで密会していたことがNEWSポストセブンによる報道で発覚。当初は不倫疑惑を否定し続投の意向を示していたものの、市議会から不信任決議案が提出される見込みとなり、11月27日に自ら辞職をしていた。
事前に一部メディアでは小川氏優勢と報じられていたものの、19時頃の開票と同時に当確が出るほどの圧勝に。2位の丸山彬氏(40)には1万187票差をつけ、4人の新人候補を破って当選した小川氏に対し、ネット上では驚きが広がっていた。
そんななか、13日に当選証書を受け取った小川氏は「とにかく働いて働いてみなさんに結果でお返ししていきたい」と今後の市政への意欲を語った。当選後初登庁となった14日には「しっかりとよい緊張感を持って、それぞれの仕事を果たしていけたらと思います」と議会に挨拶したものの、笑顔は控えめ。
「終始表情が固かった小川氏ですが、選挙期間中も辻立ちで頭を下げる姿が目立っていました。小川氏の公式インスタグラムでは自身の騒動を連日のように謝罪しており、12日の当選時にも“市民にご迷惑をおかけした”として恒例の“万歳三唱”はありませんでした。当選後のコメントも騒動への反省の言葉が中心で、“まるで落選したみたいだ”なんて声も漏れていたほどです」(地方紙記者)
いっぽう、今回の結果は、2位の丸山氏を推した群馬県知事の山本一太氏(67)による”逆アシスト”が原因と見る向きも少なくない。
「山本一太知事(67)は、元自民党の参議院議員だったこともあり、自民党県議らが支援した丸山氏を全面的に応援していました。選挙前から自身のブログで《支持者の方々が「小川氏が真実を述べている」と思っていたとしても、世の中の常識は違う!》などと小川氏を連日厳しく批判しており、12日に小川氏の当選が決まった直後にはブログで《前橋市長選は残念な結果に!》と心中を告白していました。
山本氏の批判はあまりにも強いトーンだったため、逆に小川氏に同情票が流れたのではとも考えられています。13日の定例会見で山本氏は、“上州人ってどっちかというと義理人情で動くので。私が(民意を)読み間違えて、(丸山氏の)陣営に迷惑かけたところもある”と反省の弁を述べていました」(前出・地方紙記者)
投票した前橋市民はどう思っているのか。X上では、前橋市民と思われるユーザーから次のようなコメントが並んでいた。
《私も市民ですが、対抗馬と比べて、仕方のない選択になってしまったのかなと思っています。》
《ただ周りに聞いたら気持ちいいくらいに「家族全員小川に票入れてた」って人、結構いましたね。「小川しか選択肢が無かった」という意見もありましたし。》
《他に良い選択肢はありませんでした。正直複雑な気持ちです。》
Xには他にもこんな指摘が。
《比較の問題で小川氏の方がマシという事であって、自分が前橋市民だったら小川氏にも投票しなかった。》
《小川さんが許されたというより、自民党の推す2位候補よりマシだっただけでは……》
《前市長がそのまま当選したってことは対立する候補がそれだけ酷いってこと。有権者は小川さんの方がマシだと判断した》
《あり得ないとの声が多いが、群馬県知事の山本一太や自民党国会議員から応援された丸山より、ラブホの方がまだマシと前橋市民が判断したのだ。》
前橋市民にとっては虚しい選挙だったのかもしれない――。
画像ページ >【写真あり】前橋市長選に「残念な結果」と発言した群馬県知事(他5枚)
