「世界中に平和と繁栄をもたらせるのは、ドナルドだけだと思っています。そのために私は諸外国に働きかけて、しっかりと応援をしたいと思っています。今日、私はそれを伝えにきました」
トランプ米大統領(79)に、笑顔でこう語りかけたのは高市早苗首相(65)。日本時間3月20日未明にホワイトハウスで日米首脳会談が行われ、緊迫するイラン情勢への対応などについて意見が交わされた。
アメリカとイスラエルのイラン攻撃によってホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くなか、日本を含む各国に艦船の派遣を呼びかけていたトランプ氏。しかし各国が消極的な姿勢を見せると「支援は必要ない」と態度を一変させ、国際的な孤立が浮き彫りに。今回の首脳会談でも中東情勢が“最大の焦点”とされていたが、高市氏が歩み寄る姿勢を見せたのだ。
会談ではトランプ氏が「日本史上、最高の勝利を納められました」と先の衆院選での大賞を讃えるなど、高市氏への“厚遇”が目立つ場面も。高市氏もオープンな姿勢で臨むなか、会談前に2人が交わした“熱いハグ”が注目を集めている。
それは、高市氏がホワイトハウスに到着した際のこと。トランプ氏は両手を広げて出迎え、車から降りてきた高市氏に左手を差し出す。高市氏はトランプ氏の手を両手で包み込むように握手したのも束の間、すぐさまトランプ氏の左肩に手を添え、胸に飛び込むようなかたちでハグをしたのだった。
まるで、高市氏が一目散にハグをしに行ったかのようにも映ったワンシーン。この様子を収めた動画はホワイトハウスのX公式アカウントで公開され、視聴したユーザーからはこんな声が(以下、《》内はすべて原文ママ)。
《今回の訪米、これで大丈夫と安心しました》
《やりにくい交渉相手で、今の状況ではみな遠巻きで見ている中、飛び込む度胸すごい。覚悟と腹の座りが違うのかな》
《これはグッジョブですね!高市さんらしい外交で、トランプさんとしても嬉しかったのかもしれませんね》
だが違和感を抱いた人もいたようで、忌避感を示す声も……。
《ハグじゃないレベル。最初に見た時、びっくりした…高市氏は抱きついている…恥ずかしい…》
《ニュースで見たときビビった 恋人に会えた時の抱きつきやん これはハグではない 日本人らしく振る舞えよ マジで恥ずかしい》
《トランプが握手しようと手を出したのに、高市さん、まるで遠距離の恋人に会ったかのように飛びついてハグ 国民としても女性としてもホントに恥ずかしい》
高市氏といえば、昨年10月にもトランプ氏への“高いコミュ力”が話題を呼んでいた。
「このときは日本で日米首脳会談が行われ、随所に2人の親密ぶりが見受けられました。空母で行われたトランプ氏の演説では、高市氏が“飛び入り参加”する場面も。トランプ氏から賛辞を送られると、拳を突き上げたり、飛び跳ねたりするなどオーバーリアクションで嬉しさを表現。こうした振る舞いを評価する声もありましたが、“対等に見えない”といった批判も寄せられていました。
今回の首脳会談でトランプ氏と再会を果たしたかたちですが、日本ではハグをする習慣がさほど根付いておらず、公の場で女性が男性を抱きしめるという振る舞いに驚いた人もいたようです。
とはいえ、今年1月にイタリアのメローニ首相(49)が日伊首脳会談で来日した際も、高市氏は熱いハグで出迎えていました。首相官邸でのワーキングランチでは、会談前日に誕生日を迎えたメローニ氏にサプライズでバースデーケーキを用意し、イタリア語で歌も披露。全身全霊で相手を慕う気持ちを表現するのは、“高市流”のおもてなしなのかもしれません」(全国紙政治部記者)
そんな高市氏は、日本を発つ前にこんな発言も――。
17日の参院予算委員会で、参政党・神谷宗幣代表(48)からイラン情勢をめぐって「安易な自衛隊の派遣は行わないことや、原油の確保に全力を尽くすこと、ショック時に制度改革など強引に進めないようお願いしたい」と求められると、こう述べていた。
「例えば、日本がテロの標的になるといったリスクもあります。様々な評価が国際社会であるんでしょうけど、高市内閣はしたたかな外交を、そして国益第一の外交を展開する」
前出の政治部記者は言う。
「トランプ氏の発言が二転三転し、首脳会談でどのような発言や要求が飛び出すか予測がつかないなか、高市氏には難しい舵取りが迫られていました。トランプ氏と再会するにあたり、“あなたの味方”というファーストインプレッションを与えたかったのかもしれません。
外交の場においては、振る舞いや表情などのボディランゲージも重要だと言われています。高市氏の親密さを感じさせる振る舞いには賛否はあれども、トランプ氏からは日本の支援について『日本は本当に責任を果たそうとしている』『NATOとは違う』と評価を受けました。
高市氏は会談後、懸念されていたホルムズ海峡の自衛隊派遣については“機微なやりとりを交わした”と記者団に説明。詳細については語っていませんでしたが、日本側として法律の範囲内でできること、できないことがあると伝えたそうです。高市氏の周辺からは“首脳会談は成功”と安堵する声も漏れ聞こえているというので、高市氏の“したたかな外交”で最悪の事態は回避できたという見方もできるでしょう」
高市氏の“熱烈ハグ”がトランプ氏の心を掴んだのかもしれない。
画像ページ >【写真あり】「抱きつき」とネット騒然した高市首相の“熱烈ハグ”(他3枚)
