■食料品は買い占めをせず“使った分を買う”対策を
もっとも気がかりなのが食料品だろう。ナフサのみならず、ガソリン不足でハウス栽培の生産や流通が滞ってしまう可能性もある。
「何日分の食料備蓄が必要かという話ですが、1人あたり1日2,200キロカロリーとすると、1週間分でおよそカラーボックス2箱分くらいになります。半年分だと50箱分。費用は25万円ほどかかります。
家族人数分となると費用がかさみ場所も取りますし、現実的ではないと感じる人もいるでしょう。なにより危機が早期に収束した場合、消費期限切れで廃棄、なんてことにもなりかねません」
そこで高荷さんが推奨しているのが、“ローリングストック”だ。
「ローリングストックとは、ふだんから使っている食材を少し多めにストックしておき、消費期限の古いものから順に使っていく備蓄方法です。使った分を、そのつど買い足すだけなので、負担もあまりかかりません」
主食の米や麺類、飲料、缶詰やカップ麺、レトルト食品など、日常の食卓でも使いつつ、余分に買った分はストックする。野菜なら、日持ちするじゃがいもや玉ねぎなどの根菜がおすすめだ。目安としては、政府が備蓄を推奨している「1人1日3食分×3日?1週間分」はストックしておこう。
とはいえ、店頭からモノが消える前に事態は沈静化するのか……。
「残念ながら長期化が懸念される」と、前出の古賀さんは推察する。
「トランプ大統領は早期終結を望んでいると見られますが、イスラエルは徹底攻撃の姿勢で、さらにイランも停戦に納得できる条件が必要です。結局、三者すべてが“勝った”と言える形にならない限り終結はむずかしく、現時点で見通しは立っていません」
節約しつつ、ふだんから2~3個手元に置いておく備蓄で乗り切るしかなさそうだ。
画像ページ >【図解あり】ホルムズ海峡封鎖で影響を受けるナフサ由来の主な製品(他3枚)
