1日、社民党の福島みずほ党首(70)が定例記者会見を行い、沖縄・辺野古沖で修学旅行中の高校生を乗せた船が転覆して女子生徒を含む2人が死亡した事故について問われる場面があった。発端となったのは、同党の服部良一幹事長(76)が参加したデモ集会で、転覆事故について“ある発言”が物議を醸していて――。
3月19日に国会周辺で行われた、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃反対デモに参加していた服部氏は、主催者からスピーチを求められると「同志社国際高校の女子学生、そして船長が亡くなるという悲しい事故です。本当に心からお悔やみを申し上げたいと思います」と述べた。
さらに服部氏は「事故の原因をきっちり究明して、安全対策を取っていかなければなりませんが、こうした事故によって平和学習に対するバッシングが来ないように、本当に関係者力合わせてこの危機を乗り越えていきたいと心から感じているところです」と聴衆に語りかけたのだが、このあとに続けた“発言”が問題視されている。
「そもそも、辺野古の新基地建設をいつまでも続けるのが悪いんです!海を埋め立てるのが悪いんです。こんなことをしなかったら、事故も起こらなかったわけですから、本当に悔しくてたまりません」
辺野古への基地移設は、’13年に当時の仲井眞弘多知事(86)に承認されて以降、工事が長期化していた。この経緯と転覆事故を結びつけた服部氏の発言に、Xでは《他責の極致》《あり得ない発言》と疑問の声が多く上がってしまった。
そんななか、冒頭の会見で福島氏は記者から、「犠牲者の方々に対する哀悼の意を表した上で、死亡事故の原因と基地建設を結びつけるような(幹事長の)発言についてどう思うか」という質問を投げかけられたのだが……。
「福島氏は“コメントする立場にはない”などと回答をすぐに切り上げました。記者が“いやいや、党首だから”と指摘しても、“別にコメントする立場にありません”などと反応。記者も“社民党の幹事長として呼ばれた場面での発言に対して、社民党の党首として発言をお願いしたい”と食い下がりましたが、“詳細をあまり知りませんし、報道ベースでは分かっておりますが、議論をしたりしておりませんので、コメントは差し控えます”と答えるのみでした」(全国紙政治部記者)
会見の模様がXでも配信され、この様子がネットニュースでも報じられると、二千件以上のコメントがつくことに。Xやニュースのコメント欄では、福島氏や社民党に対する批判の声があがっていた。
《無責任極まりない。》
《普通に組織として終わってる。組織の下の人間が不味い発言したらひとまず呼び出してヒアリングするのが普通でしょう。》
《辺野古移設と海難事故は全くの別物 何でもかんでも日本政府の責任にするとは呆れる。》
《社民党の幹事長の発言なら、少なくとも同じ見解なのか違うのかは党首としてあきらかにすべきだと思います。》
《事故の痛ましさに乗じて「辺野古工事が悪い」と結びつけた発言も、それに対して党首が「コメントする立場にない」と逃げた対応も、どちらも無責任だと思います。》
(すべて原文ママ)
「社民党は近年の国政選挙での敗北や議員の離党により、同党の国会議員は2名だけ。現在行われている党首選にも立候補している福島氏は、国会やSNSで与党に対する厳しい追求で存在感をアピールしていたように思います。それだけに、“身内に甘い”と言われないためにも、党首として何らかのコメントは欲しかったところですね……」(前出・全国紙政治部記者)
崖っぷちの社民党だが、今回の騒動によってさらなる窮地に陥ったのは言うまでもないだろうーー。
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