《緊急事態条項も議題》平日なのに定員の倍以上が傍聴に…憲法審査会に参加した市民が語った切実な不安「戦争が近づいている気がする」
画像を見る 参議院憲法審査会にはたくさんの人が傍聴に訪れた(写真:伊藤愛輔)

 

■傍聴者たちは“合区解消”より“緊急事態条項”を懸念

 

この日の憲法審査会のテーマは、参議院議員選挙における「合区解消」だった。

 

「合区解消」とは、人口減少による「一票の格差」を是正するため、複数県を一つの選挙区に統合した制度を見直す議論のこと。地方選出議員を中心に、「地域の声が届かなくなる」として解消を求める声が上がっている。

 

しかし、モニター前の傍聴者たちが口にしていたのは、合区解消より、むしろ「緊急事態条項」への不安だった。

 

緊急事態条項とは、東日本大震災のような大規模災害や、テロや戦争などの有事の際、政府の権限を一時的に強化するための改憲案を指す。

 

自民党と日本維新の会は、2025年に交わした合意文書で、「2026年度中に緊急事態条項の条文案を国会提出することを目指す」としており、議論の取りまとめを急いでいるのだ。

 

「緊急事態条項については、衆議院の憲法審査会で、いままさに議論が進んでいます。大規模災害などで国政選挙の実施が困難になった場合に備え、改憲派の議員からは『議員の任期延長を認めるべきだ』といった声が上がっています。

 

一方、現行憲法には、衆議院解散中などに参議院が暫定的に国会機能を担う『緊急集会』という制度があり、改憲に慎重な議員たちからは、『この制度で対応可能だ』とする意見も出ています」(全国紙政治部記者)

 

いったい、憲法審査会ではどのような議論が進んでいるのか――。この日、記者も途中から参議院憲法審査会を傍聴することにした。

 

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出典元:

WEB女性自身

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