「自分の名前すら言えない…」ドラマ『リーガルビート』吃音監修の医師が明かす苦悩と「声とことばマーク」への願い
画像を見る 「声とことばマーク」を作った富里周太先生

 

■孤独を救う「声とことばマーク」に込められた願い

 

医師としての専門は、吃音も扱う耳鼻咽喉科に決めた。

 

そして、自らの体験から、吃音、社交不安症、認知行動療法をテーマに、臨床や研究を進めていく傍ら、同じように声とことばに悩みを持つ仲間たちと「声とことばマーク」を作ろうと計画した。「声やことばが出にくいとき、周囲にそっと配慮をお願いできるマークがほしい」という思いが募ったからだった。

 

そこには、吃音だけでなく、発声障害、トゥレット症、失語症、口唇口蓋裂などの異なる背景をもつ人たちも含まれる。

 

223件の公募から、マークが選ばれた。

 

「喋ることに不安のある人は孤独になりがちです。仕事を選ぶときも、できるだけ人と話さずに済む職業や職場を選ぶ人もいるくらいです。しかし、彼らも周囲の理解があれば、選択肢も広がるし、生きづらさのハードルが下がると思います。私もそうですが、理解のある人が相手だと吃音があっても精神的な負担が軽くなるからか、話しやすくなります」

 

マークが必要な人は公式HPからマークをダウンロードし、印刷するなどして活用できる(個人の営利目的には使用禁止)。グッズの販売も開始している。

 

「当事者の方はこのマークを鞄などにつけて、一人で悩まないでほしい。またこのマークをつけている人を見たら、どんなコミュニケーションが必要か相談してほしいです」

 

将来的には役所の窓口やコンビニなどにもマークを掲示したいと考えている。

 

【プロフィール】
(とみさと・しゅうた)
慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科学教室助教。耳鼻咽喉科医師。慶応義塾大学病院の吃音外来担当。著書に『自分でできる吃音の認知行動療法』(学苑社)がある。テレ東系で7月24日から毎週金曜21時~放送のドラマ『リーガルビート ―逆転の法廷―』で吃音監修を務めている。

画像ページ >【写真あり】ドラマ『リーガルビート -逆転の法廷-』では吃音の監修を務めた(他3枚)

出典元:

WEB女性自身

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