いのちの党・奥田ふみよ議員(写真:共同通信) 画像を見る

10月19日の参院予算委員会で質疑に立った、いのちの党(旧れいわ新選組)の奥田ふみよ議員(49)。今年7月に発生した熊本地震をめぐる自衛隊の支援について問いただしたのだが、そのやり取りが波紋を広げている。

 

奥田氏はこれまで、被災地における自衛隊の炊き出しについて、自身のXで《熊本の被災地、自衛隊の炊き出しゼロ!!防衛省へ8月10日に被災地支援の要望書を提出。返答により、自衛隊による炊き出しが一度も行われていないことが判明!》(8月13日の投稿)などと問題提起していた。この日の予算委でも、「最初の1カ月は民間の炊き出しも多かったが、それも減った。今は市からの弁当が出されるようになったが凍っている。匂いが変。食べられない」など被災者の意見を紹介した。そのうえで自衛隊の炊き出しの実績を質した。

 

答弁を求められた小泉進次郎防衛相(45)は、「現場で活動した隊員の士気にも関わりますから申し上げますが、自衛隊の災害派遣における具体的な任務内容は、自治体と調整をした結果、要請があったものを行っています。今回は給食支援について要請はありませんでした。事務方に答えさせるなら答えさせますが、件数はゼロと言うと思います」と発言。

 

その上で、「先生はSNS上でも自衛隊の炊き出しが行われていないことが判明、熊本の被災地自衛隊の炊き出しゼロなどと、まるで自衛隊がやるべきことをやっていないかのような印象を与える発信をされていますが、それは事実と全く異なります」と指摘。その後、防衛省の幹部からも、「給食支援の要請はありませんでしたが、『はくおうⅡ』(編注・フェリー)を活用した食事付の宿泊支援を実施しています」との答弁があった。

 

自治体の要請を受けていない限り自衛隊としては動かず、その結果、炊き出しはゼロだったということだ。ところが、奥田氏は「はい!自衛隊の炊き出しはゼロということです」と得意気。これに呆れてか、奥田氏の後ろに座っていた野党の議員からはどっと笑いが起きていた。

 

ただ、奥田氏は炊き出しを積極的に行うべきだとして、「なんか印象操作だとか言われますけど、みんな忖度して要請が出せないんじゃないですか?総理の方から要請をどんどん出してくださいって言えばいいじゃないですか。本当に地元の人たちは困っているんです」と提言。これついて、高市早苗首相(65)は、被災地支援に懸命に取り組んできたとしたうえで、以下のように答弁した。

 

「自衛隊に関して、任務はこれで終了してくださいと熊本県側から(要請が)あったので、その日から撤収準備を始めて、速やかに撤収したということです。居座れということのご指摘でしょうか?求められてもいないことを、無理やりやれということでしょうか。これ、自衛隊の名誉に関わりますよ」

 

そのほか、奥田氏は、被災地の住宅支援や、自衛隊の給水・入浴支援の終了に関する閣僚、官僚の答弁に「え、何それ?」「何それ~」と苦言を連発する場面があり、小泉氏が、「“何それ”と言うことが目的なのかもしれませんが、自衛隊の災害派遣というのは、自治体からの要請に基づいて行っております。そして、自衛隊の災害派遣で行われる活動の撤収も要請に基づいて行われます。あたかもそうではないかのように訴えるのは、やめていただきたいと思います」と険しい表情で返す一幕もあった。

 

自治体の要請に基いて自衛隊が行動するという原則がある以上、この議論の返ってくる答えは同じであり、被災地支援に従事する民間団体への補助拡充など、別の切り口もあっただろう。そのため、Xでは、奥田氏の質疑をめぐって、以下のような疑問の声が上がっていた。

 

《人の話は黙って聞きなよ》
《奥田ふみよ議員の言ってる事こそ何それだよね。 せめて熊本県に言う話でしょ》
《「なにそれ?」って奥田ふみよのことだろ》

 

いっぽう、先の衆院選で落選した旧れいわ新選組・元共同代表の大石あきこ氏(49)は19日に更新したXで、奥田氏の質疑を以下のように絶賛していた。

 

《今日もすごかったよ。 貴族政治に慣れきったオトナ全部を敵に回しても、一歩も譲らず、被災地と子ども達に必要なことを求めた。 改めて。 人間・奥田ふみよのかけがえのない役割を、みんなが産婆のように守ってあげてほしい》

 

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出典元:

WEB女性自身

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