国内
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20歳で中学に…アイヌ解放に尽力の宇梶静江さん語る学生時代
2020/12/21 11:00「最近はね、体悪くしたこともあって、刺繍はぜんぜんやれてなかった。早くまた毎日、刺繍ができるまでに、体調を戻したいなと、そう思ってるところなの」彼女はこう言って苦笑いを浮かべた。「最近はやってないから」と言いながら、それでもじつに手際よく、次々と布に針を刺し糸を通していく。そのスピードと、美しさに記者が見とれていると、彼女はもう一度、にっこりとほほ笑んでみせた。彼女は宇梶静江さん(87)。明治期の -
“アイヌ”告白は生死かけた決意…宇梶静江語る解放運動の覚悟
2020/12/21 11:00宇梶静江さん(87)は、詩人で、アイヌの解放運動の先駆者であり、俳優・宇梶剛士さん(58)の母でもある。生まれ育った北海道浦河郡では、道を歩けばはやしたてられ犬をけしかけられ、まともに学校にも行けなかった。23歳で東京に出て、アイヌ開放活動を始めてから四半世紀の間、手ごたえを得られずに苦悩していたとき、目の前に現れた「古布絵」。それは天啓だったーー。上京後は、喫茶店のウエートレスをしながら、定時制 -
加藤長官が首相の夜会食を容認も「リモートですれば?」の声
2020/12/20 11:24加藤勝信官房長官(65)が12月18日に菅義偉首相(72)の夜会食を容認し、ネットでは非難轟々となっている。菅首相は「Go To トラベル」の全国一斉停止を発表した14日の夜、自民党の二階俊博幹事長(81)ら8人で銀座のステーキ店にて会食していた。のちに菅首相は「誤解を招いた」との理由で陳謝している。共同通信によると18日、加藤官房長官は菅首相について感染防止策に留意しつつ夜の会食を継続する方向だ -
松井一郎市長 公用車で64回もホテル通い…公私混同と批判殺到
2020/12/19 19:32今年中に合計64回も公用車でホテル通いをしていたことが、「日刊ゲンダイ」で報じられた大阪市の松井一郎市長 (56)。記事によると市役所本庁舎(大阪市北区中之島)からほど近い、最上階にサウナ付き天然温泉があるホテルに公用車で通っていたというのだ。具体的には緊急事態宣言中の4月をのぞき、1月から11月まで継続して訪れていたことが判明。ときには公務の合間をぬって訪れることもあったようで、11月は8回通っ -
ダメ上司の尻拭い…西村大臣に「まるで中間管理職」と同情論
2020/12/18 19:44「一律に“5人以上は駄目”だと申し上げているわけではない」12月16日の衆院内閣委員会で、こう話したのは西村康稔経済再生大臣(58)。2日前には菅義偉首相(72)が二階俊博自民党幹事長(81)ら8人で、ステーキ店にて会食を開催。そのことについて問われた西村大臣の答弁だった。西村大臣はこれまで、5人以上の会食や忘年会の自粛を再三国民に要請してきた。それを首相が反故にしたことになる。それでも「一律に言 -
東京アラートと何が違うの?小池都知事の特別警報に疑問の声
2020/12/18 18:13小池百合子東京都知事(68)が12月17日、会見を開いた。そこで「年末年始コロナ特別警報」を発出したが、ネットでは厳しい声が上がっている。東京都は同日、新型コロナの感染者数が過去最多となる822人を記録した。そこで東京都は、コロナ患者の病床を3,000床から4,000床に増やすため医療機関に確保を要請。飲食店には11月28日から営業時間の短縮を要請していたが、来年1月11日まで延長すると明かした。 -
岡田晴恵教授が警告する年始年末の注意点「マスク会食はマスト」
2020/12/18 11:00第3波の不安が広がるなか、いつもと違う年末年始がやってくる。白鴎大学教授の岡田晴恵先生に、あらためて年末年始ならではのシチュエーションでの注意点、そして感染してしまった場合の対処法を聞いた。【Q】帰省、会食、買い出し。年末年始ならではの場面の注意点は?「まず帰省について。私は、なるべく控えたほうがいい、という意見です。みなさん、ご存じとは思いますが、人が移動するからウイルスも移動する。健康だと思っ -
岡田晴恵教授が提案する冬の感染予防「マフラーは3本用意を」
2020/12/18 11:00「“夏にこれぐらいの対策で感染しなかったから、冬もきっと大丈夫”という考えは通用しません」そう話すのは、早い時期から冬の感染拡大に警鐘を鳴らしていた白鴎大学教授の岡田晴恵先生。「そもそも従来のコロナウイルスは、日本のような温帯の地域の場合、夏は長生きしませんが、冬は長生きして感染性が失われにくいという特徴があります。新型コロナウイルスも同様と考えられます。冬は感染予防対策を、よりしっかりしなければ -
忘年会に3密、そして迷言…コロナ禍で政府の矛盾続く
2020/12/17 23:10「人と人との接触を、そもそも減らさないといけない段階にきている」12月2日、西村康稔経済再生大臣(58)は経済3団体の幹部とのテレビ会議でこう話した。さらに政府は5人以上の会食を控えるよう呼びかけているが、菅義偉首相(72)は14日に二階俊博幹事長(81)や俳優の杉良太郎(76)らともに8名で会食していた。西村大臣は16日に「一律に5人以上(の会食)は駄目だと申し上げているわけではない」などと話し -
菅首相忘年会「アクリル板なし」西村大臣の墓穴発言で窮地
2020/12/17 17:06「GoToトラベル」の全国一斉停止の発表を行った14日夜、菅義偉首相(72)が銀座のステーキ店で8人の忘年会に出席し、批判が噴出している。さすがに耐えきれなくなったのか、菅首相は16日午後に日本テレビのニュース番組で単独インタビューに応じると、「すぐ帰るつもりが長引いた」と言い訳しながらも「大いに反省している」と述べて幕引きを図った。しかし、ひと足遅すぎた。西村大臣が菅首相に忖度した“珍回答”を世 -
医療崩壊の旭川医師語る危機感「クラスターは必ず南下する」
2020/12/17 11:00「旭川は人口33万人強の土地。そんな場所なのに、吉田病院と旭川厚生病院で同時期に国内最大規模のクラスターが発生するのは想定外でした」市立旭川病院の院内感染対策チーム責任者である柿木康孝先生は、こう嘆く。北海道の感染拡大が止まらず、特に深刻なのが旭川市。12月9日には陸上自衛隊から派遣された看護官らが到着した。「約1カ月で197人の感染が判明し、ほぼ半分のスタッフしか残っていなかった吉田病院に看護官 -
院内クラスターなぜ起きる?専門家語るエアロゾル感染の影響
2020/12/17 11:0011月以降、新型コロナウイルスの感染者数が爆発的に増加し、自衛隊も派遣される事態となった北海道・旭川市。旭川厚生病院や慶友会吉田病院では、200人越えの「院内クラスター」事例が報告されている。その背景には、温度や湿度だけでなく「エアロゾル感染」も影響しているのではと指摘するのは、感染制御学を専門とする、愛知県立大学の清水宣明教授だ。「クラスターの発生が止まりません。これが第3波の特徴です。その理由 -
64歳ホームレス女性殺害事件「明日はわが身」の悲痛
2020/12/17 06:00新型コロナ第3波の煽りを受け、「仕事を解雇された」「給料が減らされている」「売り上げが落ちた」など、心配が尽きない人も多いのではないだろうか。「うちのNPOにも、昨年に比べて5倍くらい相談が増えています。弱い立場の人が真っ先に影響を受けている。日雇い労働者や、派遣・パート、住み込みで働いている人たち。そして、不安定雇用になりがちな“女性”です。とくに女性は、2019年度と比べて相談件数が1割近く増 -
世界を動かした1261万人超の署名「核兵器禁止条約」発効へ
2020/12/15 15:50核兵器の開発や保有、実験などすべての使用を禁止する「核兵器禁止条約」が来年1月22日に発効する。ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダーの林田光弘さん(28)は、「今の時代、情報があふれているので、私たちが伝えたい情報が一人ひとりに届きづらい。そういう時代にもかかわらず、これだけ多くの人が賛同してくださったことには大きな意味があります」と、手応えを感じている。16年春から広島、長崎の被爆者らが中心と -
一人でも多くの署名を国連へ 被爆3世語る「日本の教訓生かせ」
2020/12/15 15:50林田光弘さん(28)は1992年長崎市生まれ。祖父が長崎の被爆者で、被爆3世。小学生の頃から被爆者たちの証言を聞き、核兵器廃絶の活動を続けてきた。大学在学中は「SEALDs」(シールズ、自由と民主主義のための学生緊急行動)を仲間と結成して活動した。若い世代での盛り上がりが評価されて、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)から声をかけられてリーダーになった。リーダーとして約5年間活動をするなかで「 -
コロナで満身創痍!? 菅首相の健康支える「謎の個室マッサージ」
2020/12/14 15:50一国のリーダーの健康状態は、安全保障に直結する“国家機密”に値するもの。安倍晋三前首相(66)が持病の潰瘍性大腸炎を再発が囁かれても、8月26日に辞任するまで、健康状態は一切明らかにされなかったことは記憶に新しい。そんな安倍前首相の跡を継いだ菅義偉首相(72)だが、新型コロナウイルスの対応のまずさや安倍前首相の置き土産でもある「桜を見る会」の疑惑まで噴出し、先の臨時国会では、野党から激しく追及され -
“DV加害者更生プログラム”始めた元DV夫「妻の決心のおかげ」
2020/12/14 11:00「人は感情や生理反応を直接変えることはできません。でも、思考と行為から変えることで、感情と生理反応を変えていくことができるのです」パソコンの画面に並ぶ参加者にそう語りかけるのは、ファシリテーターを務める中川拓さん(52)。その日の参加者は男性3人。拓さんの妻・亜衣子さん(41)も、夫と並んで、参加者の話を注意深く聞いていた。これは、中川夫妻が始めた52回の「虐待・DV加害者向けの予防・更生プログラ -
“二度としない”を繰り返す 元DV夫が振り返る妻が出ていった日
2020/12/14 11:00「“二度としない”を繰り返すしかないんです」そう話す中川拓さん(52)はとても元DV加害者には見えない。しかし知らずのうちに妻の亜衣子さん(41)を苦しめ、離婚の危機になった過去がある。自らの行動に気が付き、加害者に“なれた”のは、被害者だった妻の勇気と行動のおかげ。だからこそ、世のDV加害者にも気づきを与え苦しむ人を減らしたい。一般社団法人「エフエフピー」を立ち上げ、DV加害者の更生に奔走し始め -
大阪の看護師要請に広がる波紋…和歌山県知事が5000文字の訴え
2020/12/13 19:04和歌山県の仁坂吉伸知事(70)が12月10に、県公式サイトで発表した「大阪が危ない。日本も危ない。」と題するメッセージに注目が集まっている。新型コロナウィルスの感染再拡大により、非常事態を示す「赤信号」が点灯して1週間が経つ大阪。吉村洋文知事(45)は11日、目標としていた看護師130人を確保できる見通しがたったと発表。15日から重症者向け臨時施設「大阪コロナ重症センター」の運用を開始させるため、 -
日本くじ史上最高額12億円。それでも消えないBIGへの不信
2020/12/12 15:50「反響は凄いです。店の前で写真を撮られる方たちも多く来られて、今週はいつもの倍近くお客さんが増えましたよ」そう興奮気味に話すのは、日本くじ史上最高額の1等12億円の当せんくじを販売した、『ヨコハマチケットサービス新宿南口店』の男性店長。12月6日、スポーツくじ『MEGA BIG』で、初めて1等が出たことが大きな話題に。『MEGA BIG』とは、Jリーグ戦など指定された12試合を対象に、各試合の両チ -
『100日後に死ぬワニ』開始から1年…人気と炎上の顛末を追う
2020/12/12 15:501年前の今日、’19年12月12日は『100日後に死ぬワニ』の第一話が投稿された日だ。今年3月、日本中の注目を集めたワニは、2020年を語るうえでは外せないはずだが、耳にする機会は激減。一体何があったのか、振り返っておこう。■そもそも『100日後に死ぬワニ』とは何か『100日後に死ぬワニ』は、コマの上部に「死まであと○日」と記されたワニの100日間を描いたきくちゆうきのマンガ作品。きくちゆうきのT -
菅首相“ガースーです”挨拶に「無神経の極み」と批判殺到
2020/12/12 11:03「いつの間にかGoToが悪いことになってきちゃった」こう発言したのは菅義偉首相(72)。これは11日にニコニコ生放送で行われた「菅義偉総理が国民の質問に答える生放送」でのことだ。同番組で、爆発的に感染者が増え続けている新型コロナウイルスについて「これ以上の感染拡大は何としても避けなければいけない」と意気込みを見せた菅首相。しかし、肝煎り政策でもある“GoToキャンペーン”の一時停止については、「考 -
まるでへずまりゅう…古代ギリシャからいた“迷惑系”の元祖
2020/12/10 14:15今年、世間を騒がせた迷惑系YouTuberのへずまりゅう氏(29)。スーパーで未会計の食品を食べ、その様子を5月にYouTubeで配信。のちに窃盗容疑で逮捕された。さらに波紋を呼んだのは7月のこと。新型コロナウイルスに感染しながらも、へずま氏はマスクをせずに山口県の観光地などに訪問。SNSで集めた男女に感染させたとされている。当時、同県の村岡嗣政知事(48)は思わず「一体何てことをしてくれたんだ」 -
女性の方が1.5倍…日本人181人データにみる「コロナ後遺症」
2020/12/10 11:00まだまだ新型コロウイルスについてはわかっていないことが多い。多くの人が訴える後遺症もその一つだ。コロナ流行直後から後遺症に注目してきた医師が語る最新情報ーー。「日常生活もままならないほど“コロナ後遺症”に苦しんでいるのに、病院では〈心の病いだ〉〈気の持ちようで治る〉などと言われ、死を考えるほど追い込まれている方がたくさんおられます。とくに女性は、男性に比べて約1.5倍、後遺症が出る人が多いことがわ -
倦怠感が亜鉛で改善!医師明かす「コロナ後遺症の最新治療」
2020/12/10 11:00「日常生活もままならないほど“コロナ後遺症”に苦しんでいるのに、病院では〈心の病いだ〉〈気の持ちようで治る〉などと言われ、死を考えるほど追い込まれている方がたくさんおられます。とくに女性は、男性に比べて約1.5倍、後遺症が出る人が多いことがわかってきました」こう話すのは、ヒラハタクリニック(東京都渋谷区)の院長・平畑光一さん。“新型コロナ後遺症外来”を設置し、これまで400人以上の患者を診てきた。