「『できるのか?』『できないならやらなくていいのか?』『できていくのではないか?』『そんなに甘くないのでは?』……という考えがずっと続いていましたね」

 

4月からスタートした『いっぷく!』(TBS系)のオファーが来た当初は、こんなふうに考えていたという国分太一(39)。バラエティ番組にとどまらず、スポーツキャスター、司会業など、さまざまなジャンルで多くの多くのレギュラー番組を抱えているが、悩むことも多いのだという。だが……。

 

「限られた数しかない朝の番組で、僕に声をかけてもらえるなんて、こんなに幸せなことはない。断る理由といえば、僕のネガティブな感情だけなんてもったいないなと思って、気持ちを切り替えました。ただ『もうやめようと思います』と会見で言ったり、不安は吐き出しましたけど(笑)」

 

ネガティブなことを言っても、許されるタイプだと冗談ぽく笑いつつも、国分の番組作りの秘密はここにあった。

 

「不安を口に出してスッキリするというのもありますが、周りのスタッフの方たちがそれを認知して助けてくれる。その逆も然りで、僕は、お互いにそうやって番組をつくっていくものだと思っているんです。不安や心配事を隠していくと失敗につながることもある。1人じゃ絶対できないことだし、みんながいてこそ。ただ、変なことになったりしたら、『僕じゃないよ』という空気は出しますけど(笑)」

 

スタッフを含むチームワークを何よりも大事にしているという国分。自分たちのために取材をして資料を集め、準備している人たちへの感謝の気持ちを忘れてはいけない、と続ける。最後に現在の夢を聞いた。

 

「今後の“願望”は本当にわからないです(笑)。ただタレントとしてだけ磨かれていくのは嫌なので、人間として刺激を受けるものを探していきたいですね」