「年上の女性、好きです。僕がまだ経験していないこともいろいろ経験済みだと思うし、自分に磨きをかけている方も多いと思うので、そういう人の感性を知りたいですね」
本誌の読者のような年上女性ってどう思いますか、という問いにこう語ってくれた山田涼介(22)。生田斗真主演の映画『グラスホッパー』(全国公開中)で、孤独な若き殺し屋・蝉をクールに演じ、話題を呼んでいる。
「まさか殺し屋の役が僕に来るとは思わなかったので、ちゃんと演じられるか最初は不安が大きかったです。僕は直感型で、考えるとダメになっちゃうタイプなので、撮影現場に入ってからその場で感じたものを演じるようにしていました」
驚異的な身体能力で、まるでリズムを取るように華麗なナイフさばきで人を斬りつけていく蝉を、怖いほど鋭く、ときにはセクシーに演じ、圧倒的な存在感を出している。
「ジャニーズ事務所で瞬時に何でもできるように鍛えられてきたので、現場での対応力には自信がありましたが、ハードなアクションシーンは、全然自信がなかったんです。でも特訓をして、プロの方に相手をしてもらったりしたので、本番は楽しくやることができました。できあがった映像を見て『こんなに動けていたんだ』とわれながらビックリしましたね」
初共演した事務所の先輩・生田斗真は憧れの存在。
「斗真くんは、男がほれる男。男らしいし、かっこいい。その場の空気になじむような演技もできる。僕はなじむ演技がまだできないので、よくも悪くも浮いてしまうんです。それが課題ですね。いつか斗真くんのように、役者として皆さんに認めてもらえるようになりたいです」