「僕が演じる教師は、児童にズバズバ言うところがあるけど、見る人に嫌なヤツとは思われないようにしたいですね。共演の俳優さんたちも初めての方ばかりで、ドキドキの毎日です」
こう語るのは、4月17日スタートのドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系・日曜22時30分〜)に出演する加藤諒(26)。個性的な風貌とおネエ風の口調、そんな濃すぎるキャラがウケて、テレビで引っ張りダコの彼。一見、新人芸人と思いきや、じつは子役出身で、朝ドラ出演経験も持つ個性派俳優なのだ。
「顔が知られてきたのかなって実感するのは、竹下通りを歩くときくらいです。囲まれちゃうときもあって、怖くて歩けなくなっちゃったけど(笑)。今は、原宿でも外れのお店で買い物してます」
気になるのは、「女性が好き」と公言してもつきまとうおネエ疑惑だが……。
「いやぁ!これが普通なんです(笑)。男友達と話すときもこのままだし。でも、昔っから『オカマ、オカマ』って言われて、やっぱり、はたから見たらそう見えるのかもしれないなって。最近困ったのは、『新宿二丁目で諒くんを見た』っていうデマが流れたこと。行ってもいないのに。それに、女性から恋愛対象に見られないのもイヤ(笑)。僕、結婚願望が強くて、早くお嫁さんがほしいんです」
この強烈な個性は、愛され、そしてイジられることでより輝きを放つ。そんな彼の今後の野望とは?
「バラエティでも、ドラマでも、自分の存在を刻むというか、足跡を残したいんです。でも、野望なんて全然。見る人に飽きられちゃったらどうしようって不安や焦りもあるし、できなかったときの反省も多くて。今も、本番前になると、どうしよう、どうしよう、って感じなんです。これからもっと、たくさんの人に親近感を持ってもらえたら、すごくうれしいな」