「実は初対面の人と話すのが苦手だったんですが、大学時代『都市開発研究』という授業があって。いろんな地方に行って、地元の人たちとご飯を食べたりお酒を飲みながら話をしたんです。そこで貴重なお話を聞いた経験があって、今は人と話すのも好きになりました。僕は無口なイメージがあるようですが、昔からコンサートの打ち合わせとかでは自分の意見を言うようにしていました。今までは多少無責任だった部分もあったかもしれないけど、最近は自分の発言に対して責任を感じるようになりましたね」
そう語るのは、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧(25)。マッシュルームカットがチャームポイントで、猫好きで、インテリで、テキトーで……この4月からは『めざましテレビ』(フジテレビ系)の木曜レギュラー。グイグイとお茶の間に浸透中の伊野尾ちゃんに話を聞いた。
「『めざましテレビ』は初めてのことばかり。まだ緊張はしていますが、ロケで街頭インタビューしたり、スタジオでは新聞記事を見てコメントしたり。新しいことに挑戦するのがすごく楽しいです。“肉フェス”に行って食レポしたときはおいしいものをたくさん食べて幸せだったので、食事系のことはまたやりたいですね(笑)。あとは小学校や高校に行って学生たちと話がしたい。(4月にやった)東大生のインタビューはかなり楽しかった!今度は東大の研究室でマニアックなことをやっている人たちとも会いたいです。芸能人で会いたいのは大泉洋さん。ルックスが好き」
彼の活躍について、ほかのメンバーはどう思っているのだろう?
「裕翔(中島裕翔)が主演ドラマ発表のときにVTRでメッセージをくれたり、山田(涼介)が主演映画公開時に僕に激励コメントをくれたりして、僕が出ている番組に、いつも一緒に活動しているメンバーが別の仕事を背負って来る、っていうことに自分たちの成長を感じます。今まで同世代や年下の女性から声をかけてもらってましたけど、このごろはサラリーマンに『伊野尾くん今日出てましたね』って握手求められたり、おじいちゃんおばあちゃんたちからも「伊野尾くんだ」と声をかけてもらえるようになりました。これをきっかけにHey! Say! JUMPの曲を聴いてもらえるようにもなったらうれしいな」
忙しい日々を過ごす伊野尾ちゃんだが、体調管理は大丈夫?
「忙しくなりましたけど、体はきつくないんです。休みが続くとダラダラして昼過ぎまで寝ちゃうし、人間的にどんどんダメになっていくけど、今の僕は4月から『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)のMCも始まって、映画の撮影もあったから、朝は基本早起きで夜は遅く終わる生活。人間としてちゃんとしていくし、健康体になっている気がします」